2011年11月15日 (火)

新刊のお知らせ

すっかりブログがご無沙汰ですが、今日は私の新刊のお知らせです。 

PHPビジネス新書から「プロの知的生産術」という本を今週末の11月19日に発売します。
Php

正直に言うと、最初に出版社からこのような本を書くことを勧められたときに、世の中に情報術の本は掃いて捨てるほどあるので、私が書く意味はあまりないと思ったために乗り気ではありませんでした。

しかし、編集者と話をするうちに、どうも私のやり方は世の中一般とちょっと違うな、それなら書く価値があるかもしれないと変心して1冊書いてみました。

どんな本かと言えば、はじめにの一部を引用した方が早いかもしれません。

「情報活用に関して、人間は大きく3つのタイプに分かれると考えます。
一つ目は、「情報整理が出来て、情報活用も出来る人」。文句のない達人です。昔で言えば、梅棹忠夫さん、堺屋太一さん、最近で言えばウエブ進化論を書いた梅田望夫さんや、情報術の本をたくさん書いている小山龍介さんなどが、それに該当すると思います。
二つ目は、「情報収集や整理は出来るが、残念ながら情報活用が出来ないあるいは上手でない人」。若い頃の私がその典型でしたが、今でも結構見かけます。
最後の三つ目が、残念ながら「情報収集・整理も出来なければ、結果として情報活用も出来ていない人」。2番目と3番目のどちらが多いかは分からないが、とにかく世の中にこうした人がたくさんいることは間違いない。

本書は実は2番目と3番目の人のために書かれた本です。しかし、アプローチが通常の情報活用の本とは違います。まずはアウトプットに当たる情報活用を先に考え、その後にそのために必要な情報収集や整理の方法を考えましょう、となっています。
極論すれば、四つ目のタイプとでも言うべき、「情報収集・整理が出来なくても、情報活用が出来る人」になろうという虫の良いアプローチです。
実際にはそれは無理な話なので、情報収集・整理に10のエネルギーを使ってしまい、活用が2か3しかできないよりは、情報収集・整理には2~3のエネルギーしか使わずに、10活用が出来る人間を目指そうという話になっています。」

アマゾンのサイトは以下の通りです。
  http://www.amazon.co.jp/dp/4569798799/

多くの方、とりわけネット活用やパワーポイントが出来れば優秀なビジネスパーソンになれると勘違いしている方に、目を覚ますために是非読んでいただきたいと思っています。(言い方が上か目線であると怒られそうですが)。

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2011年9月28日 (水)

KYBER SMART NOTEの実力

twitterで紹介されていた、OCR読み取り可能な手書きメモ、KYBER SMART NOTEを試してみた。

Kyber005
大きさはiPhoneとほぼ同じ。

第一印象は、名刺サイズのメモが29枚ついて1冊ほぼ500円。高い!名刺サイズのメモが1枚17円。文句ばかり言っていてもしょうがないので、早速使ってみた。メモ用紙に実際に文字を書き込む。

Kyber001
いつもより丁寧に書く(初回なため)

次にiPhoneのソフトを起動して、手書きメモの写真を撮る。Kyber004
左上のカメラのアイコンをクリックするとカメラ画面になる。I-SHOT NOTE同様に四隅の黒いマークがファインダーに収まるようにして取る。

そして撮った写真をサーバーに送る(iPhone側にはOCRソフトがなくて、サーバー側で読み取るようだ)。その使用料が一回15円と言うことであれば、納得のいく価格だ。しかし、それならどんなメモで良いことにして、料金はネットで回収すれば良いのにと思う。

さて、しばらくして読み込まれた状態がこれ。
Kyber003

かなり正確に読み取れている。唯一?マークで正しく読み取れなかったのが果たしての「果」の字。確かに書いた字が少し雑だな。もしかしたら、送り仮名を間違えたせいかもしれない?
正直、予想い以上の解読率。十分実用で使える。

課題は、読み取った原稿をサーバーに送って、処理して、返ってくるのに結構時間がかかること、さらにメモ帳の書き込めるサイズが異常に小さいこと。
これらの点が解消されれば、日頃使っているRHODIAやiShotNoteの代わりになると考えた。

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2010年6月16日 (水)

思考のスパーク

今月の私の履歴書はオービックの創業者野田順弘さんだ。今日6月15日は彼がそれまで務めていた事務機の会社を辞めて新しい事業を興す顛末が記されている。野田さんは会計機を企業や団体に販売する仕事していたのだが、それを見ているうちに会計を買いたい会社は会計機が高くて買えない、一方で既に会計機を導入している大手会社がそろそろコンピュータに買い換える時期で、使われない会計機が余っている。

それを見た野田さんの頭にひらめいたのが、大手に余っている会計機を安く引き取って、会計機を欲しがっている中小企業に低額で貸し出したらどうかというビジネスだった。今でこそ当たり前の中古事務機のレンタルやリースであるが、当時としては画期的なアイデアだったに違いない。

私が興味を持ったのは、野田氏がこのアイデアをどうやって思いついたかについてのくだりである。そのまま抜粋する。
「半年ほどたったころだったろうか。唐突に私の頭の中にある思考や記憶の断片が、磁石に吸い寄せられる砂鉄のよう一点に集まって鮮明な形になっていった。断片は大手企業からいつの間にか姿を消した旧式の会計機であり、また『高い会計機を買う余裕はありまへん』という中小企業経営者の声であった。『これや』という声とともに思わず立ち上がった。」

私が「スパークする思考」の中で書いた発想法とまったく一緒である。私が主張したのは、日頃から問題意識を持っていれば、ある時何かのきっかけで事象と事象あるいは事象と問題意識がぶつかって新しいアイデアが生まれるというものであり、今回の野田さんの文章はまさに我が意を得たりだった。

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2009年10月30日 (金)

変わり者の薦め

先週発売になった雑誌Think!は特集が「閉塞を打ち破る起死回生のアイデア発想法」だ。

20091030think

この中で、私は「パラダイムチェンジを起こす思考法」というインタビューに基づく記事を書いている。私はコンサルタント時代から、発想がユニークなことで社内外で有名で、お客さんから変わったアイデアを聞きたいときには内田さんでなくてはと言われることも多い。また社内のコンサルタント仲間からアイデアに行き詰まったときに応援を頼まれることも多い。

こうした、いざというとき「内田に聞いてみよう」と思われるようにするためにはどうしたらいいのかという視点で、内田流の発想を書いたのが今回の記事だ。
ポイントはロングリスト・ショートリスト・実行の3ステップで考えることと、日頃から脳みそにレ点を打ち、直感を大切にした上で恥をかくのを恐れないことだと言うことになる。

20091030think002

皆さんの中でも会社の中から、何か新しいアイデアを出せと言われていたり、どうしていつも平凡な案しか出てこないんだと言われている人は、この記事を是非読んで欲しい。必ず参考になると思います。

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2008年11月10日 (月)

スパークする思考発売

本日、スパークする思考が発売になりました。

Spark

ビジネス書ではなく、角川からの新書と言うこともあり、どれくらい売れるのか、あるいはどういった人たちに支持されるのかが、今のところ想定がつかず、期待と不安が入り交じった気持ちです。

今回の本は、私が日頃実践している発想法の紹介なのですが、これが他の人たちにどれだけ理解されるのか、あるいは適用可能なのか、そのあたりが大変興味深いところです。

読んだ方は、是非感想を寄せてください。

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2008年11月 5日 (水)

スパークする思考

ドバイから無事帰ってきました。
ドバイで感じたことは別途書くとして、今日は本の宣伝です。


来週月曜日(11/10)に私の新しい本が角川書店から新書として発売されます。
タイトルは「スパークする思考」です。

中身は一言で言えば、内田流発想法です。人と違ったユニークな発想がしたい、新しい企画案を考えてみたい。人からアイデアが豊富ですねと言われたいと思っているような人がターゲットです。

出版社には内緒で「はじめに」から一部抜粋して紹介しましょう。

本書のテーマは、「日ごろの私生活で自然と行っているクリエイティブな発想や行動を、なぜ仕事では行わないのか?」というものだ。
そう言うと、「別にクリエイティブな発想や行動など、日常生活で行っていない」と答える人も少なくない。そんなことはない。日常生活は皆、十分にクリエイティブなはずだ。趣味の世界もそうであろうし、料理や食事もそうだろう。週末にはどこに遊びに行こうか、今度はどんな映画を見ようか。妻の誕生日のサプライズは何がいいか?
日常生活は実はとても創造的で、エキサイティングなはずだ。
本書では、だから何も奇想天外な、変わった方法論を説くつもりはない。誰もが慣れ親しんでいる、それでいて説明するのが難しい、そんな方法論について語りたいと思っている。
ここでいうクリエイティブな発想法とは、斬新なものの見方や新しい企画を生み出す思考方法を意味する。そうした発想力を、いかに誘発することができるかについて考えてみたのが本書のもくろみである。
多くのビジネスパーソンは、生活者としての自分を仕事の場には持ち込まないように努力している節がある。生活者であり、消費者である自分は脱ぎ棄て、全く別の個性を身にまとおうとする。本能的な感性や経験に裏打ちされた勘は封印して、正確な情報や分析やを頼りにする論理的思考方法を身につけようともがいている人が多い。
ロジカルシンキングやデータ分析力が重要だと思い込み、ビジネススクール卒業生(MBA)、あるいは経営コンサルタントの好む各種の分析手法を珍重する。必死にさまざまな情報をため込み、整理してデータベースを構築しようとする。それで、分析力は身につくかもしれないが、斬新な発想力を失ってしまう。
そんなことは辛いし、無駄だからやめようと私は言いたい。(以下略)

どうです。なんか読みたくなりませんか。

ということで、本題です。この本を一人でも多くの人に知ってもらって、仮説思考と同様にベストセラーにしたいと思っています。趣旨に賛同の方、あるいはたまには内田を助けてやろうという方は是非、アマゾンで一冊購入して下さい。よろしくお願いします。
というのもアマゾンでの売上ランキングが本全体の売り上げにも大きな影響を及ぼすからです。
ご協力、感謝!

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2008年8月 6日 (水)

SHINBUN CLIP

学部ゼミ生の小西君から、ユニークな道具をもらった。

Shinbunclip001

なんだか分かるだろうか。下の写真のように広げて使う。

Shinbunclip002

これを新聞の束に差し込むのだ。新聞クリップ(SHINBUN CLIP)という商品名だ。実際に挟んで見たところが、下の写真だ。

Shinbunclip003Shinbunclip004

そして、それを電車の中で使う。どんどん細かく折りたためるし、いくら折りたたんでも新聞がバラバラになったり、ずれたりしないという優れものだ。満員電車用だ。

Shinbunclip005

これは縦に折りたたんだ例だが、さらに横に1-2段下りたんでも全くずれない。
たいした道具でないのに、こんなに機能的とはちょっと驚いた。

数日使ってみたが、結構優れていて、効能通りだった。意図的に無茶苦茶に折りたたんでみたりしたが、ずれることはなく、また元通りに戻った。

ただ、使い終わった後はずし忘れることがあり、次の日使おうと思って見つからないので、どうしたかなと考えると昨日の新聞に付いたままだったりする。これは、つけたまま前の日の新聞を捨ててしまったり、片付けてしまうリスクがあるなと思った。

電車の中で新聞を周りの人に気兼ねなく使いたいとか、几帳面な人向けのツールだ。

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2008年8月 5日 (火)

Firefox3

昨日10日間の海外出張から帰ってきました。大変勉強になったことは既にブログに書いたとおりです。後はせっかく習ったことを実際の講義に生かせるかですが、その成果は後日報告したいと思います。

さて、今日は話がガラッと変わって、インターネットのブラウザーの話です。
皆さんはPCでインターネットのウェブサイト(いわゆるホームページ)を見るときブラウザは何を使っていますか?
ブラウザって何?って言う人は100%インターネットエクスプロラー(以下IE)を使っています。ウィンドウズに最初からついているソフトです。
下がその画面です

Firefox3000

これまで圧倒的なシェアを誇っていたIEですが、最近別のブラウザを使う人が増えています。Firefox(ファイアフォックス)というブラウザです。特に今年の6月にVersionが3.0に上がってから人気が増しています。もちろん無料です。

Firefox3001

あんまりIEと違っては見えませんが、何ではやっているのかというと、一つには動作が速いのです。IEだと画面が全部表示されるまで時間がかかって、嫌になっている人は試してみる価値があると思います。
またFirefoxにはタブという機能があり、いろいろなページを開きっぱなしに出来るのが便利です。もともとIEにはタブという機能がありませんでしたが、今ではIEにも付いているので、とくにFirefoxの専売特許ではなくなりました。
さらにアドインといっていろいろな機能を持つソフトが後から自由に追加できるのも特徴です。私はGmailなどと連動させて使っています。

特にPCの性能が劣る人や今までWindowsXPを使っていたのだが、最近ウェブを見る動作がやけに遅くなったなと思う人は是非試してみてください。とても軽快に動きます。

どうやってインストールしたらいいか分からないという人はやめておいた方が無難かも知れませんが、新しいソフトのインストールはやったことがあるという人なら、とても簡単です。
たまにIEでないと動かないホームページがあるので、両方インストールをしておいて適宜使い分けるのがよいと思います。
私はもっぱらFirefox派です。

ヤフーまたはグーグルで"firefox"と入力すれば簡単にホームページを見つけるとことができると思います。念のためにURLを記しておきます。
http://mozilla.jp/firefox/

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2008年5月 2日 (金)

PCで使えるマインドマップ

マインドマップの話とエディタの話はどちらもアイデアを仕事にまとめるという点では共通しているものあると思います。是非皆さんと議論したいと思うのですが、今ちょっと時間がありません。帰ってきてから是非ディスカッションしましょう。

とりあえず、この間の続きだけ書いておきます。
手書きのマインドマップはちょっと面倒というか、敷居が高いと思う人でもPC上で簡単に書けるマインドマップは取っつきやすく、かつ役に立つと思います。
PCで使えるマインドマップのソフトについてはこの本が詳しいです。

Mindmapmook

私がこのムックの中で紹介されている数あるソフトの中から選んだのでは2つです。

一つはソフトをPC上にダウンロードして使う "FreeMind" というソフトです。先日のコピーもこのソフトを使って書いたものです。無料のソフトにしては結構使えると思います。少しレスポンスが遅いのですが、ソフトのせいか私のWindowsXPのPCのせいかは不明です。
グーグルまたはヤフーで "FreeMind"と入力するとすぐ出てきます。
また実際の使い方については以下のページに詳しく書かれていますので参照されると良いと思います。
http://www.freemind-club.com/

もう一つは、ウェブ上でマインドマップがかけるソフトです。"MindMeister"と言います。こちらはネット上にあるので、多少使い勝手が悪いですが、いちいち上マップをUSBメモリーに保存しなくて良いというメリット、みんなで情報を共有できるという特徴があります。

どちらもまだ機能を十分使いこなすには至ってませんが、自分一人で作業をするなら前述のFreeMindが使いやすいかな。

明日、2日の夜よりオーストラリアまでちょっと旅行に行ってきます。
一応PCも持って行きますが、ブログを更新している時間がないかなと思います。うまくいけば写真くらいアップしますね。

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2008年4月30日 (水)

エディタの利点

皆さんはパソコンで文章を書くときにワープロ(もっと具体的に言えばマイクロソフトワード)を使っていると思います。私は使いません。

先日紹介した、エディタというソフトを使っています。エディタというのは元々コンピュータのプログラムを書くために開発されたソフトウエアなのですが、とにかく軽快で、文章がどんどん書けるのです。
実はエディタにもいろいろあるのですが、現在は「秀丸」(ひでまると読みます)というソフトを使っています。以前はVZ-EDITOR(WZ-EDITOR)を使っていたのですが、バージョンアップの度にお金が必要になるのと、簡易印刷時の文字の大きさなどの自由度が少ないために現在は秀丸を使っています。
ちなみにこの秀丸は斉藤さんという人が個人で開発したソフトです。個人でマイクロソフトワードに対抗してしまうのだから、すごい人です。

なぜエディだを使うかと言えば、昔からの癖というか習慣です。
というのも、昔はPCの性能が十分でなく、ワープロソフトを使うと長文を書く上でいろいろ不便が多かったのです。例えば、長文のスクールのがとても遅いとか、1ページ以上のカット&ペーストをやろうとすると遅すぎて使い物にならないとか、段落単位で文章を移動させるのが不得手とか、検索や置き換えが遅すぎてイライラするとか、実に使いにくかったのです。
一方で、エディタを使えば上記の欠点が解消すると同時に、章立てを作って、章や節の単位で見やすくするなどもエディタは得意としていました。いわゆるアウトラインプロセッサとしての機能が優れていたのです。

ところが、今やPCの性能(CPU、メモリーなど)が上がって、ワープロソフトを使っても上に上げたようなことでイライラすることがなくなりました。
しかし、私の場合は未だにエディタを使って、とにかくどんどん入力します。そして、後から字句を修正したり、文章・段落を入れ替えたり、ある言葉を違う言葉にまとめて置き換えたりと、文章の完成までほぼこれ一本ですませます。そして、最後の段階で、必要ならワープロに移して行数の調整やフォントの大きさを修正して、相手に渡します。(少し難しく言うと、テキストファイル(.txt)からワードファイル(.doc)への変更です。)
ブログの場合は、この最後の作業が不要なので、原稿は最後までエディタのみで作成です(ワードファイルは受け付けない)。
慣れてしまうと、フォントの設定や書式の設定などの面倒な作業が不要なので、とにかく早く文章が書けます。

皆さんは文章書くとき、どうしているのでしょう。たぶんワードですよね。

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