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2011年10月

2011年10月26日 (水)

日経ビジネスオンライン 復興ニッポン

日経ビジネスオンラインに復興ニッポンという特別なコーナーがある。東日本大震災後に出来たコーナーだ。


http://rebuild.nikkeibp.co.jp/ 

その一角に早稲田大学ビジネススクールにおける内田ゼミの様子がライブ記事としてアップされている。自分でタイトルをいうのは気恥ずかしいが、編者者の意向で「早稲田大学ビジネススクール内田教授の灼熱ゼミ」となっている。明らかに何かを意識しているが、本家同様、内容は真面目だ。今後数回にわたって掲載される予定である。

Shakunetsu

(注)復興ニッポンのサイトから拝借しています

第一回目は先週アップされたが、東北地方で被害を受けた部品メーカーが顧客からの商品供給容共に、経営者としてどう対応すべきかという課題だ。

先週分は下記のサイトをご覧ください。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/reb/20111014/287476/?ST=rebuild

今週分はこちらです。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/reb/20111024/288335/?P=3&ST=rebuild

内田ゼミ生が現役・OB両方写真入りで登場しています。早稲田大学ビジネススクールにおける講義やゼミの様子を知りたい方にもぴったりだと思いますので、是非ご覧ください。

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2011年10月 3日 (月)

政治家に品行方正を求めるな

本日の日経新聞5面オピニオン欄のコラム「領空侵犯」に私のインタビュー記事が載りました。

Ryokushinpan

最近の風潮として、政治家は清廉潔白であるべきと言うのが強まっている気がします。しかし、今の日本に求められている政治家はルールを守る指導者ではなく、ルールを破る指導者だと思います。

なぜかと言えば、今の日本はこれまでの仕組みの延長上ではよりよい日本になり得ないからです。そのために、これまでの既成概念を打ち破り、今までの常識を壊して新しい世界を作っていくようなリーダーシップが求められます。別の言い方をすれば、これまでのルールを破って、新しいルールを作る必要があるのです。

ところが、小学校の時から校則を破ったことがない、あるいはおまわりさんの世話になったことがないような人間に、ルール破りすなわち今求められている改革が出来るわけがありません。
自分でナイフをいじって、間違って自分を傷つけてしまったり、ナイフで鉛筆を削り損ねて初めてナイフの使い方をマスターするのと同じで、ルール破りも経験が求められるのです。そうした経験のない人間が大人になってナイフを振り回すととんでもないことになります。ルールを破ったときに、何が起きるのか、あるいはどこまでなら大丈夫で、それ以上やると危ないという限界点などの経験が積まれていないからです。

したがって、今の日本のリーダーには過去にルールを破ったことのある人間、あるいは多少の不祥事は起こしたことのある人間の方がふさわしいというのが私の持論です。そうした人間が、大志を持って事に当たった方が、優等生が改革をするよりよほどうまくいくと思うのです。
したがって、マスコミは過去に起こしたつまらぬ事件や多少の法律違反に目くじらを立てるのではなく、彼(彼女)がこれから何をしようとしているのかを判断に評価したり、批判すべきと言うのが私の考えです。

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