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2011年5月

2011年5月31日 (火)

業界地図が塗り変わる旅行業界

5月30日付けでダイヤモンドオンライン「日本を元気にする新経営学教室」第5回目の原稿として、
気がついたら競争ルールが変わっていた
-なぜ旅行業界で新興勢力が台頭したのか-
というテーマで新しい記事を寄稿しました。

最近2010年度の旅行代理店の取扱高が発表されたのですが、ちょっとして異変が起こりました。
1位 JTB
2位 近畿日本ツーリスト
3位 日本旅行
4位 阪急交通社
ここまでは皆さんの想像の範囲だと思います。
そして、5位がHISで、6位が楽天トラベルです。これもそんなものだろうなという感じでしょうか?

これだけだとたいしたニュースではないのですが、取扱高を国内と海外に分けると異変がクリアになります。国内の取扱高ではJTBの次に楽天トラベルが2位になったのです。一方で、海外については既にHISが2位につけています。
ということで、1位のJTBは不動の地位(といっても今のところですが)ですが、2位にそれぞれ新興旅行代理店が入りました。

今までの総合旅行代理店という業種が危機に瀕しているのです。

それがなぜで、どういうインパクトをもたらしたかは
是非以下の記事をクリックして本文をお読みください。
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2011年5月30日 (月)

美しく勝つ

昨日と言うより、本日未明にサッカーのヨーロッパクラブ選手権の決勝戦があった。チャンピオンズリーグ決勝戦で、イングランドのマンチェスターユナイテッドとスペインのFCバルセロナとの一戦だった。とても素晴らしい試合だったと同時に、きれいでため息の出るようなバルセロナの試合展開でもあった。

3-1でバルセロナが勝ったのであるが、点差以上にバルセロナの圧勝だった。とにかくパスをつないで、ゲームを支配し、ここぞというところで相手守備陣を切り崩して、堂々とシュートする。

大会の得点王に成り、決勝戦でもMVPとなったメッシが話題となっているが、その中心選手としてゲームを作っているのはシャビであり、ワールドカップでも大活躍をした。空間認知能力の極めて高い選手である。彼がいて初めてメッシの能力が活かされると言っても過言ではない。

マンチェスターユナイテッドは決して弱いチームではない、世界最高峰とも言われるイングランドプレミアリーグの今年の優勝チームであり、チャンピオンズリーグの準決勝戦では日本の内田篤人も出場したことで話題となったドイツのシャルケを一蹴している。いわば王者の試合をするチームである。
この世界でも一二を争うクラブチームであるマンチェスターユナイテッドを相手にバルセロナはパスを回して美し勝つという自分たちのサッカーを堂々と繰り広げて圧勝した。

私がここで書きたかったことは、試合なんだからどんなにみっともなくても、勝てば良いという考えもあるが、バルセロナような美しく勝つことの難しさである。国別のサッカーの祭典であるワールドカップでも優勝常連国であるイタリアやドイツは決してきれいに勝つタイプではない。スペインもバルセロナと同じく美しいサッカーを展開する国であるが、ようやく2010年にワールドカップ南アメリカ大会で初優勝した。

他にも美しいサッカーの代表例として取り上げられるのが1974年のワールドカップオランダ代表である。残念ながら決勝戦で敗れたが、ヨハン・クライフを擁して、とても美しいサッカーを展開して、トータルフットボールという言葉と共に歴史に名を残した。そのときに優勝したのはベッケンバウアーを擁した西ドイツである。興味のある方は、ググって下さい。日本でも2006年の高校サッカー選手権を制した県立野洲高校がパスを回して相手を崩していく華麗なサッカーで、トータルフットボールと呼ばれたことがある。逆に言えば、美しく勝つと言うことはそれくらいまれなことなのである。

ちなみにサッカー以外でも時々、その世界の常識を変えてしまうプレーヤーやチームが登場することがある。テニス界のビヨン・ボルグやF1のアイルトン・セナが代表例だ。

企業競争の世界でも、泥臭く勝つ方が間違いないし、長続きする。たとえばトヨタ、インテル、リコー、GE、コマツなどがそうした企業の代表例であろう。それに対して、美しく勝とうとする企業は一つ二つのヒット商品や成功例は出す者の、なかなか勝者になれないのではないだろうか?ホンダ、ソニーなどがその代表例だ。
今のところ例外がアップルだ。元々美しく勝とうとしてマイクロソフトやインテルのウィンテル連合に完膚無きまでにやっつけられ、倒産寸前だった。それが今やマイクロソフトを上回る株価をつけるまでに成功している。果たして、この先どうなるのであろうか。

余談:本論には関係ないが、1970年代にオランダの中心選手として活躍しトータルフットボールの申し子の名前をほしいままに活躍したクライフは、その後1990年代にスペインのFCバルセロナの監督になり、自分の信念であるパス回しによる美しいサッカーを教え込んだのが今日のバルセロナの美しいサッカーにつながっていると言われている。

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2011年5月17日 (火)

第3回内田杯

昨日(5/15)は静岡県の篭坂ゴルフクラブで3回目の早稲田大学ビジネススクール内田ゼミの親睦ゴルフ大会でした。

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私の日頃の行いが良いせいか(?)絶好のゴルフ日和に恵まれ、楽しい一日となりました。

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根来ゼミ藤枝さんのティーショット(ほとんどのホールから富士山が見られる素晴らしいロケーション)

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真ん中が今回の幹事を引き受けてくれた佐内さん

優勝したのはなんと伏兵の山下崇平君(学部卒業生)でした。彼はゴルフを本格的に始めて2年も経っていないのですが、昨日は突然開花したという感じで素晴らしいゴルフを展開し、これまでのベストスコアが99で100を切ったことがわずか1回の男がなんと90のスコアをたたき出しました。

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自慢げな顔と照れている顔が混じった山下君の笑顔

今回は賞品は記念のトロフィーだけで、毎回用意している豪華賞品分を被災地への募金に充てることにしました。

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懇親会で談笑する、先輩・後輩・MBA生・学部生の面々

私のモットーは「ビジネススクールの価値はネットワークにある」ですから、こうしたイベントには現役の学生だけでなく、卒業生にも声をかけますし、学部生も大歓迎です。もちろん根来ゼミの挑戦もいつでも受けて立ちます(といっても私がやっつけるわけではなく、ゼミ生に頑張ってもらうわけですが)。

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2011年5月13日 (金)

早稲田会議無事終了

昨日、第2回早稲田会議が開催された。
午前中は、ファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井社長による講演。早稲田国際会議場の井深大ホールが満席で立ち見が出るほどの盛況。

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私の尊敬する早稲田ビジネススクール同僚根来先生が司会

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早稲田大学の鎌田総長が早稲田会議の開催の意義と早稲田大学が果たすべき役割についてスピーチ。

その後、滅多に聞けないファーストリテイリング柳井社長のスピーチ。
今回の大震災を受けて考えたこと、あるいはファーストリテイリングのグローバル戦略について、淡々としながらもその熱い想いが伝わってくる素晴らしいスピーチをしていただいた。

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グローバルカンパニーになるからといって西欧の会社と同じやり方をする訳ではなく、あくまでもファーストリテイリング流の新しい日本の会社を目指すのだという言葉が印象に残った。
それ以外にもChange or die(変わらない企業あるいは個人は競争に負けていく)。今の日本はなぜかおとなしい性格になってしまったが、本来日本人が持っている特性を活かすべきなど、企業だけではなく一ビジネスパーソンとしても参考になる言葉が多かった。

講演後は不肖私が私が対談の相手を務めさせていただいたが、最後に若者に活を入れていただいた。

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会場は満席で、全員熱心に聞き入っていた。

午後は一般には非公開のCEOラウンドテーブル。早稲田大学の卒業生で、経済同友会の代表幹事でもある武田薬品工業の長谷川社長に議長を務めていただいて、現役の社長ばかり10名とBCG日本代表の御立さん、早稲田の鎌田総長と内田で日本のあるべき姿について4時間半に及ぶディスカッションを行った。全員のお名前は紹介しないが、三菱ケミカルHDの小林社長、清水建設の宮本社長、リクルートの柏木社長、NTTデータの山下社長、ユニチャームの高原社長などそうそうたるメンバーに集まってもらって、予定時間を遥かにオーバーする中身の濃いディスカッションが行われた。

中でも今回の大震災が日本が変われる最後のチャンスかもしれない。いろいろなしがらみを忘れて新しい東北を作っていこう。政治や官僚に対する注文も相次いだが、それを待っていては手遅れになってしまう。まず、民間がお手本を示していこうという話には勇気づけられた。

この会議の提言については後日、日本経済新聞紙上で発表します。

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2011年5月11日 (水)

大隈塾始まる

少し書くのが遅くなりましたが、今年も若手ビジネスパーソンを集めて1年間鍛えるプログラム早稲田大学大隈塾ネクストリーダープログラム(通称:大隈塾)が始まりました。

4月27日、今年度の第1回ゲストに産業革新機構の役員で生みの親でもある西山圭太氏に登場してもらった。彼は経済産業省の役人であるが、役所では出来ないことをやると言って官製ファンドを作り、自らそこへ出向したという変わり者の役人である。

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約20名の塾生を相手にこれからはヒエラルキー型の組織ではだめで、いかにネットワーク型の組織が大事かという話を理論や実例を交えて熱く語ってくれた。

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西山氏の話に聞き入る塾生達

昨年までは、大学院の正規科目となっていたためにMBA生と企業派遣生が混在していたが、今年は企業派遣生のみとなったために少人数で密度の濃い塾となりそうである。
毎月の講義は各界のトップを招いてのゲスト講演と質疑応答、さらにそれに加えてケーススタディ、あるいはグループワークなどが行われる。また、昨年同様に
日本という国のリーダーになったつもりで行われる政策シミュレーションや、グループに分かれて企業の戦略立案を実施する夏休み課題など盛りだくさんの内容である。
講師は以前より田原総一朗さんと一緒に大隈塾を仕掛けてきた早稲田大学非常勤講師の村田信之さんと私の二人三脚で実施する。

さらに、今年は例年のプログラムに加えて、ミドルのリーダーにとっては必須科目であるコーチングの研修を第一人者の本間正人さんにお願いしたり、工場訪問あるいはシナリオプランニングの実習などを計画している。
また、成長著しいアジア企業訪問の海外スタディツアーをオプションで実施する計画もある。


大隈塾は企業派遣のみを受け入れる研修プログラムであるが、より詳細について知りたい方は下記のホームページをご覧下さい。
http://www.w-int.jp/education/okumajuku/index.html

もちろん企業からの参加希望があれば是非どうぞ。

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2011年5月10日 (火)

出来るコンサルタントは問題発見力に優れている

連休中にダイヤモンドオンラインの記事がアップされました。
今回も前回に続いてリーダーシップについての記事ですが、トップにとって大事なことは意思決定することですが、どのような意思決定をするかよりも、何についての意思決定をするかを決めることが大事であるという主旨で書きました。

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危機においてもリーダーたる者、課題が何かを発見し、自分が解くべき課題を定義する論点思考がカギであるという話です。

例題として東京ディズニーリゾートを取り上げました。

あなたがディズニーリゾートの経営者なら
突きつけられた課題にどうこたえるか

 実際の例として東京ディズニーリゾートを取り上げてみよう。ディズニーリゾートには東京ディズニーランドと同じくディズニーシーという2つのテーマパークと、関連商業施設や自社経営のホテルが存在する。

 場所が千葉県浦安市の埋め立て地にあったことから、今回の大震災で駐車場の液状化や建物の設備の破損などの直接的損害を受けた。しかし、それらの被害は1週間ほどで修理できたために、開園を待つばかりとなったが、そこで大きな問題に直面した。

 それは電力不足の問題である。東京電力管内にあるために今回の計画停電の影響を直接的に受ける。また、東京ディズニーリゾートは通常1日平均57 万Kwと世帯換算で約5万世帯分の電力使用量である。これを設備が修復できたから、即開園となると世間で反発を受ける恐れが多い。

 一方で私企業であるから、いつまでも開園を伸ばしていると収入がゼロでコストばかりかさんでしまい、財務的な損失は計り知れない。1日10億円の売り上げの機会損失である。

 さて、あなたがディズニーリゾートの経営者すなわちオリエンタルランドの社長として、この問題をどう捉えたであろうか。

続きは是非本文を読んで下さい。

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2011年5月 9日 (月)

レンタカーのアイデアコンテスト

トヨタレンタリース栃木が主催して宣伝会議が後援するレンタカーの理由アイデアコンテストの審査員をやることになった。

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車の購入意欲が減退し、国内販売がふるわない中で、何とか自動車の需要を増やそうという試みと思われる。
購入から利用へという流れの中で、斬新なアイデアがどれだけ出てくるか楽しみである。

参加資格は学生やビジネススクール生に限らず、オープンなようであるから、我こそはと思う方は応募してみては。
詳細は以下のURLを
http://www.sendenkaigi.com/rentacar/
昨年に続く第2回と言うことで、第1回にどんなアイデアが出てきたかも上記サイトで紹介されている。今回は異業種とのコラボレーションというのがテーマになっているようだ。

トヨタレンタリース栃木の経営者をやっている新井さんが
早稲田大学の商学研究科のドクターコースに在籍している関係で引き受けた次第である。

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2011年5月 8日 (日)

小野裕二と宮市亮

昨日のJリーグの試合で横浜マリノスの18歳小野裕二選手が大活躍。アビスパ福岡との試合、1対2で負けているところで途中出場し、見事2点を挙げ3対2での逆転勝利に貢献した。スポーツニュースで見ただけだが、華麗なプレーと言うより泥臭くても点を取るタイプのストライカーと見た。

ただし、私が注目したのは得点を挙げたことではなく、この小野選手がまだ18歳にもかかわらずエース背番号の10番をつけていることだ。高校を出たばかりの若者だがチームの期待の大きさが分かる。
この小野選手は静岡や埼玉あるいは九州などのサッカーで有名な高校の出身ではない。横浜マリノスのユース出身という点がユニークだ。多くのJリーガーの登竜門となっている高校選手権を経験していないのである。
日本ではこれは少数派だが、海外ではこうした傘下のチームからトップチームに入る例は少なくない。もっとも有名なのは世界的名選手として知られるスペインリーグ・バルセロナの背番号10番メッシだ。彼は元々アルゼンチン出身だが、小さい時にバルセロナに移籍して下部チームでの経験を経て17歳でトップリーグの選手と成り、その後今日の地位を築いた。

今後日本でも高校や大学のチームを経ずにクラブチームからトップチームに上がって成功する選手がもっともっと出てくるに違いない。

ちなみに日本人でもメッシと同じように本場のトップチームから認められて、日本のJリーグへ経験せずに直接海外のチームへ行くケースも出てきている。日本の高校からイギリスプレミアリーグアーセナルへ入団した宮市亮(18歳)だ。彼は就労ビザの関係で、イギリスでプレーすることが出来ずに現在はオランダリーグのフェイエノールトで活躍中だが、順調にいけばアーセナルで活躍することが期待されている。
7月の南米選手権では日本代表に招集するためにアーセナルへ出場許可を求める打診が行われたというニュースも入っている。

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2011年5月 5日 (木)

LinkedInとFacebook

最近LinkedInのリクエストを受けることが多い。ちょっと前はFacebookだったが、今はLinkedInだ。Facebookがプライベートないしは友達関係というのが基本だが、LinkedInはビジネス目的だ。

このあたりの話をアメリカの知人に聞いてみたところ、LinkedInは仕事探しなどでも活用されていて、これで仕事を見つけた人もいるとのことだ。よくある使い方としては、採用する側もされる側も相手のプロフィールをLinkedInとFacebookの両方でチェックしてから面接に臨んだり、念のためにチェックしたりするようである。
何となく、昔の興信所のチェックを思い出した。

こうした活用が可能なのも、アメリカではどちらも実名で登録していることが大きいと思う。こうした実名を活用したソーシャルネットワークが日本でどこまで根付くのかはこれから見てみないとわからない。特に若い人たちがどう反応していくかだ?
というのもこれまでの経緯を見てみると、mixiやtwitterはニックネームでの利用が圧倒的に多いからである。

早稲田でもビジネススクールではFacebookが盛んだが、学部の卒業生には不人気だ。理由を聞いてみると、会社の先輩や上司が見ていることが多いためだという。要するに自分のプライベートや友人関係を会社の上司や先輩に知られるのがいやらしい。それなら断ればいいのだが、そうもいかないようだ。

日本の若者が、実名ないしは実名がわかるSNSでの利用に、なんとなくためらいないしは不慣れが感じられる。

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2011年5月 4日 (水)

オチから考える発想法

DIMEという雑誌にデザイナーの佐藤オオキさんがネンドノカンドというコラムを連載している。これが結構おもしろい。
だいぶ前になるが「すべらないオチ先行テクニック」という記事が載っていた。

要約するとテレビのお笑いとデザインを考えることは共通項があるというのだ。そもそもこの発想がおもしろい。さて、何が共通なのかといえば、笑いのボケとツッコミを、ボケを問題提起と捉え、ツッコミを問題解決と捉えたときに、デザインも問題提起と問題解決から成り立っているとしています。
さらに、笑いのオチとデザインにおける最終アウトプットも同じようなものである。なぜならば、デザインのオチに至るまで、どのような道筋を立てるかによって、全体のクオリティが大幅に左右されるとしている。

この過程において、佐藤さんの場合は先にオチを決めて、そこに至るまでの経路を逆算していくようなやり方をとると言っています。その上で、プロとして、一定のペースで安定したアイデアを出し続けることが求められる以上、「失敗しにくい」デザインプロセスを懐に隠し持っていることは大切ですとも述べています。

具体例として、赤いいすのデザインを依頼された場合、いすの形状・素材→座り心地・サイズ→構造→赤色の仕上げとなるのが通常のパターン、それに対してオチから入る場合は、「実際は白色なのに赤く『感じられる』椅子です」というふうなオチを先に決めて、それから方法を考えるそうです。たとえの例として、白色の椅子に赤いライトを当てたり、鏡がついていた赤い家具が写るようにするなどの例が挙がっていました。

この記事を読んで感じたのは、オチを最初に考えてからそれをいかにして実現するかというプロセスが、私が人を感動させたり、自分のロジックを納得してもらうために考えるアプローチと似ているなと言うことでした。私もよく、先にオチを人に話してから、相手に「エッ」と思ってもらい、それからそれをわかりやすく説明するといったやり方をとります。

例えば、「サラリーマンは専門性を高めるべきでない」、「日本はもはやピークを過ぎた国である」などはすべて、このパターンです。

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