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2011年2月

2011年2月22日 (火)

カネカマーケティングプランコンテスト

建国記念日の2月11日に慶応ビジネススクールで、カネカのマーケティングプランコンテストが開催されました。カネカがもっぱらBtoBの会社として有名ですが、実は健康美用サプリメントであるコエンザイム10も発売しているのです。

そのコエンザイム10をいかに売り出すかというマーケティングプランコンテストでした。
元KBSで現在法政大学ビジネススクール教授の嶋口先生が審査委員長で、審査員が流通科学大学学長の石井淳蔵先生に元東大教授でブランド戦略の第一人者である片平先生に加えてカネカの菅原社長という豪華版。私は末席の審査委員を務めました。

全国10いくつかのビジネススクールから60近い応募があったと言うことで、予選を勝ち抜いた10チームが当日の決勝戦に臨みました。一チーム16分という短い時間でしたが、中にはなるほどとうなる力作もあり、楽しませてもらいました。

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優勝したのは日本・アジア・ヨーロッパ(たぶん)の多国籍チームで、神戸大学のビジネススクールでした。カネカのQ10のグローバル戦略でした。とりわけ、カネカの菅原社長には自社の視点に欠けているグローバルという視点と、それを達成するためのトッププレーヤーとのアライアンス戦略というコンセプトが刺さったようです。審査員の先生方も絶賛していました。

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優勝した神戸大学チームのプレゼン風景。ヨーロッパ人らしい女性の見事なプレゼンテーションでした。隣もアジアの方。
見事優勝賞金100万円を獲得

今回は残念ながら、早稲田大学のビジネススクールからの参加はなかったのですが、こうしたビジネススクールをまたがるコンテストは、今後とも積極的に行われるべきだと感じました。学生にはいい刺激になると思います。どなたかスポンサーになる企業さんはいらっしゃらないでしょうか?

 

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2011年2月21日 (月)

電子書籍

異業種競争戦略をMBA生に教えている私の講義科目「競争戦略研究」の今学期最終回が先月末に行われた。

5つのグループに分かれて一ヶ月ほどグループワークをしてもらい、それを戦略の形で発表してもらったものだ。各チームは、出版社チーム、既存書店、電子書店、ネットワークインフラ企業、印刷会社に分かれて、それぞれの立場での戦略を提案するというものである。

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これは印刷会社チームの発表

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発表に聞き入る学生たち

せっかくグループワークをするのだからと実際に電子書籍に関わっている企業の方々に審査員(コメンテーター)として参加してもらった。書店代表で丸善の小城社長、印刷会社として凸版、出版社としてダイヤモンド社と日本経済新聞出版社、それに電子書籍端末関連としてソニーの5社に参加してもらった。

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学生たちの発表についての総括をしてくれている丸善の小城社長

学生たちもそれぞれのプロの前で発表すると言うことで気合いを入れたやっていたのが印象に残り、やって良かったなと思った。

また企業の方たちも、半分お世辞にしろ、自分たちでは気づかない視点を教えてもらったとか、素人の学生が1ヶ月でこれだけのものを作るのだから、我々も負けていられないと言ったようなポジティブなコメントを数多くもらい、ほっとした。

これまで、グループワークは数多くやってきているが、実際にその業界にいる企業の人に来てもらうのは、緊張感もありとても良い効果を生んでいる。ちょっと手間はかかるが、今後とも続けていきたい。

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2011年2月14日 (月)

韓国経済新聞

先月韓国経済新聞よりインタビューを受けた結果が、先週の金曜日の新聞を飾ったらしい。というのも、現物を見たわけではなく、PDFファイルを送ってもらって分かったことである。

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残念ながらハングル文字で、何が書かれているのかは不明であるが、私の異業種競争戦略が先日韓国で翻訳出版されたのを注目した新聞社がインタビューを申し込んできた。

異業種競争戦略は既に台湾語と韓国語で出版されているが、自分の書いたものがよその国人にどのように読まれているのかには大変興味がある。

PDFファイルを添付しておくので、読んで内容が分かった人がいたら是非コメントください。

「fri_feb_11_2011.pdf」をダウンロード

ちなみに私が書いた本で一番多くの言語に翻訳されたのはやはり仮説思考だ。中国語の簡体字(中国本土)、繁体字(台湾)、韓国語の3カ国語に訳されている。英語版はまだだ。

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2011年2月11日 (金)

シナリオなきパネルディスカッション

先週の金曜日は名古屋近辺の犬山で中部財界セミナーがあり、パネルディスカッションのモデレータとして出席してきた。年に一度中部財界の経営者たちが200名以上集まり、2日間に亘って経営を議論するセミナーで何十年と続いているらしい。

さて、このパネルのパネリストがリコージャパン会長の遠藤紘一さん、パソナグループトップの南部靖之さん、ソフィアバンク副代表で経済評論家の藤沢久美さんという豪華メンバー。藤沢さん以外はよく知った人なので、最初からシナリオなしで好き勝手しゃべってもらうというパネル。
私の経験から、あらかじめパネリストが用意してきた原稿やパワーポイントプレゼンするパネルは面白くない。そこで、いきなり本題に入って議論するスタイルが内田流。私は前者を予定調和のパネルディスカッションと呼び、後者をノーガードの打ち合いパネルと呼んでいる。

このパネルの第一の特徴は、予定してきた原稿をしゃべるわけではないので、本音が出る。さらに、パネリスト自身が好きに議論できるので、楽しい。結果として聞いているオーディエンスも楽しくなるというもの。もちろん、司会をうまくやらないといけないが、今回のメンバーは誰もが遠慮するタイプではないので、どんどん本音が出て面白いパネルになった(といっても私の感想ですが)。

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終了後に一緒に撮った写真がこれ。

南部さんとはニューヨークから東京へ帰る飛行機で知り合ってから20年以上になる長いつきあい。歯医者も紹介してもらった。
遠藤さんとは数年前にパネルを一緒にやらしてもらった仲。藤沢さんとは初対面だったが、ソフィアバンクの代表である田坂広志は中学からの友達で、初めて会った気がせずに、きわめてフレンドリーに議論が出来た。

今回のパネリストは主催者が選んだ方々で私の人選ではないのに、こんな知り合いばかり。こう考えると世間は狭い。

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2011年2月 8日 (火)

たかが付録とあなどるなかれ

今年に入って最初の嶋口内田研究会のゲストスピーカーは、宝島社広報課長の桜田圭子氏。
テーマはもちろん、付録を毎号つけることで女性誌ナンバーに上り詰めた宝島社のマーケティングについてだ。

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これまででももっとも集まったのではないかというくらいたくさんの人が集まり、テーマと彼女に対する関心の高さを伺わせた。

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いつものように講演の内容そのものは紹介しないが、興味がある方は下記のダイヤモンドオンラインの記事を見るとおおよそのことを知ることが出来ます。もちろんライブでの話にはかないませんが…。

http://diamond.jp/articles/-/9063

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2011年2月 3日 (木)

東アジア企業構想

ダイヤモンド社のウェブ版、ダイヤモンドオンラインに新しく連載を始めました。
日本を元気にする新・経営学教室というタイトルで、KBSの高木先生をはじめとする4名の先生方との輪番だ。今回は第2クール目らしいが、私がトップバッターを務めさせてもらった。

Diamondonline

会員登録をしないと全文を読むことができないようであるが、会員登録は無料ですので興味のある方は是非読んでみてください。ダイヤモンド社では日経BPオンラインに並ぶ読者数であると言ってました。

さて、何を書いたかと言えば、下記の要約にあるとおりですが、是非中身を読んでもらってコメントいただけるとうれしいです。

最近のアジアの若人を見ていると、驚くほど嗜好が均質だ。彼らが製品・サービスを選ぶ基準として国籍は二の次。この変化を踏まえ、日本企業も日本の冠に対するこだわりを捨て、真の意味で東アジア企業へ脱皮することが望まれる。

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