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2010年6月

2010年6月29日 (火)

早稲田会議からの提案

先月5月18日に早稲田大学主催で経営者の方に集まって頂き、日本企業の在り方について議論するCEOラウンドテーブル(早稲田会議)を開催した。この件については、以前ブログでも紹介したが、当日議論した内容を世の中に対する提言としてとりまとめ、本日の日本経済新聞紙上で発表した。

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ちなみに左端に髪の毛だけ写っているのが私です。

議長を伊藤忠商事の前会長丹羽宇一郎氏(その後中国大使に就任)にお願いし、私が議事進行を行った。

そうそうたるメンバーばかりのため、議論は白熱し所定の時間では足りないくらいであったが、それを3つの大きな分野にとりまとめて提言の形にしたものが本紙である。

一つは女性や外国人の活用といった人材戦略であり、これには日本の若者へのメッセージを含んでいる。さらには一歩踏み込んで、心ある経営者は、自社の就職活動の時期を4年生の7月以降にすべきであるとまで提案している。

二つ目はこれまでの単品の製品中心ビジネスから、より大きなトータルパッケージやシステムでの国際ビジネスに取り組むべきであり、そのためのプロデュース能力を高めよと言っている。かつ、これまでの企業単体の戦い方から、オールジャパンで戦うべきである、しかし国の力は当てにするなと提言している。

最後は企業の経営者のメンタリティーを変えようという話であり、スピード感や積極的な投資を求め、さらには国際社会で他国や他企業と堂々と渡り合えるタフな人材育成に触れて提言を終えている。

この場を借りて、改めて参加いただいた丹羽さん、岩田さん、浜口さん、數土さん、宮本さん、長谷川さん、木川さんならびに御立さん翁さんに感謝申し上げます。

詳細については是非本日の日本経済新聞6面をご覧ください。

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佐藤さん壮行会

この春ビジネススクールを卒業した佐藤さんが7月から新しい会社に移ることになり、その壮行会が先週の土曜日に同期並びに私が参加して行われた。

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私の左隣が佐藤さん

この期はとりわけ仲が良く、今回の壮行会にも仕事の都合で参加できなかった米野さんを除く11名が参加していた。大変な結束力である。

佐藤さんもこの仲間の力に助けられて、新しい職場でもきっと成功するに違いない。

私はここのところサッカーの見過ぎと広島出張が重なり、体調不良だったので、30分ほどで失礼した。

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2010年6月27日 (日)

新刊の案内

私の単著でありませんが、講談社から「考える力を作るノート」が出版されました。出来たてほやほやです。

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慶應義塾が丸の内で行っている夕学五十講という講座で、以前「仮説思考」について話した内容が、よりわかりやすく図入りで紹介されています。私を含めて8名の著者が名を連ねており、尊敬する丹羽宇一郎さんも一章を担当しています。その他にも脳科学者の茂木健一郎さんや精神科医の香山リカさんなど豪華顔ぶれです。

仮説思考を読んだ方には物足りないかと思いますが、まだの方はこれを読むとおおよそが理解できます。

それにしても仮説とか仮説思考という言葉がこれほど日常的に使われるようになるとは思っていなかったのでうれしいです。

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2010年6月21日 (月)

早稲田ビジネススクールのWebリニューアル

知らぬ間に早稲田大学ビジネススクールのホームページがリニューアルされていた。商学研究科全体のバージョンアップの一環だ。
http://www.waseda.jp/wbs/index.html

もちろん企業のホームページなどに比べると派手さもなければ、最新技術を駆使した映像が載っているわけでもない。それでも以前のものに比べ、ずっと見やすくなったと思う。
皆さんがWBSの雰囲気を少しでも理解していただけるようにと、プログラムの紹介はもとより、卒業生の声なども載っている。同ページに登場する高崎さんは私のゼミの卒業生である。

さて、今日はそのビジネススクールのホームページから2つほどイベントを紹介。一つは既に終了したCEOラウンドテーブル(早稲田会議)。
http://www.waseda.jp/wbs/wbsrc/news/detail/20100525_ceo.html
以前私のブログでも紹介しましたが、名だたる経営者の方達に集まっていただき、熱い議論が展開されました。当日議長お願いした伊藤忠の前会長の丹羽宇一郎さんが中国大使に任命されたのは私にとっても大変な驚きでした(先日ご挨拶に伺いました)。会議そのものは非公開でしたが、そこでの議論の中身は早稲田会議からの提言という形で近々日本経済新聞紙上で公開予定です。


もう一つは、ビジネススクールの説明会のお知らせです。
http://www.waseda.jp/wbs/news/wbs2010fair.html
2010年8月1日(日)12:30-17:00に早稲田大学のビジネススクールのある早稲田キャンパス11号館で開かれます。昼間のコース、夜間コース、MOTコース、シンガポールナンヤン工科大学とのジョイントプログラム、全て見せます。
それぞれのコースの教師が参加してのパネルディスカッションを行いますが、司会は私です。
また、その後夜間のプログラムについてはモジュール毎に責任者が自分のモジュールの説明会を実施します。私も自分のモジュール「競争戦略」を紹介します。

参加希望者は上記サイトから申し込んでください。
昨年は幸いに教室に入りきれないほどの方が応募され、隣の教室を使ってビデオで実施するほどの人気でした。今年もたくさんの方の来場をお待ちしております。
個人的にはUStreamを使ったりして全国放映するとおもしろいと思うのですが、それは難しいかも知れません。

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2010年6月16日 (水)

思考のスパーク

今月の私の履歴書はオービックの創業者野田順弘さんだ。今日6月15日は彼がそれまで務めていた事務機の会社を辞めて新しい事業を興す顛末が記されている。野田さんは会計機を企業や団体に販売する仕事していたのだが、それを見ているうちに会計を買いたい会社は会計機が高くて買えない、一方で既に会計機を導入している大手会社がそろそろコンピュータに買い換える時期で、使われない会計機が余っている。

それを見た野田さんの頭にひらめいたのが、大手に余っている会計機を安く引き取って、会計機を欲しがっている中小企業に低額で貸し出したらどうかというビジネスだった。今でこそ当たり前の中古事務機のレンタルやリースであるが、当時としては画期的なアイデアだったに違いない。

私が興味を持ったのは、野田氏がこのアイデアをどうやって思いついたかについてのくだりである。そのまま抜粋する。
「半年ほどたったころだったろうか。唐突に私の頭の中にある思考や記憶の断片が、磁石に吸い寄せられる砂鉄のよう一点に集まって鮮明な形になっていった。断片は大手企業からいつの間にか姿を消した旧式の会計機であり、また『高い会計機を買う余裕はありまへん』という中小企業経営者の声であった。『これや』という声とともに思わず立ち上がった。」

私が「スパークする思考」の中で書いた発想法とまったく一緒である。私が主張したのは、日頃から問題意識を持っていれば、ある時何かのきっかけで事象と事象あるいは事象と問題意識がぶつかって新しいアイデアが生まれるというものであり、今回の野田さんの文章はまさに我が意を得たりだった。

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2010年6月13日 (日)

クックパッド

一昨日金曜日は嶋口内田研究会だった。今月の講師は料理のレシピサイトで知られるクックパッドの広告事業部長の大野晋一さんでした。クックパッドについては以前より若い女性に人気のあるサイトとして知っていましたが、話を聞くまでこんなに若い女性に支持されているとは思いませんでした。

クックパッドのことを初めて聞いた方、あるいは名前は聞いたことがあるが実態は知らないという方は、まずサイトを覗いてみてください。

Cookpad

簡単に言えば、料理のレシピ(調理法)を持っていてそれをみんなに知ってもらいたい人と、自分で料理をするのにレシピを知りたい人を結びつける役割を果たしています。掲載されているレシピは約80万にも上ります。

現在約900万人のユーザーがいるそうですが、30代の女性に限ればそのセグメントの45%の女性が利用しているそうです。二人に一人が使っているという驚異的な利用率です。20代・30代で言えば33%になるそうです。

いろいろおもしろい話も伺いました。たとえば載せる側に人気があるというか、良く載せられるのは見た目が綺麗なものが多いそうです。一方で、作る側に人気があるのは簡単に作ることが出来る料理だそうです。これはどちらもよくわかる話です。

あるいはもっともよく利用される時間帯は夕方4時台・5時台だそうです。ちょうど主婦の方や一人暮らしの方が夕食のメニューを考える時間帯ですね。また、モバイルでの利用時間はもう少し遅い時間に来るそうで、これは場合によっては買い物先で使うケースもあるのではと仰っていました。

クックパッドは単に料理好きの人に場を提供するだけではなく、食材メーカーにマーケティングの機会も提供しているようです。
一つにはもちろんある特定の食材を使ったメニュー開発をレシピコンテストなどを実施して世に知らしめるというのがあります。
一方で、ある食材がどのような料理に使われているか、あるいはどんな食材と組み合わされることが多いのかなどがデータを解析すると分かることから、食材メーカーに対してマーケティングの提案やメニュー開発の提案が出来るそうです。

当日はみりんの例を紹介してもらいましたが、たとえばみりんが入ったレシピの一番人気は塩鮭のみりん漬け焼きだそうです。逆にみりんのヘビーユーザーは、中華料理を良く作ることが分かれば、これまだ和食用と思っていたみりんの中華のレシピを開発すれば用途開発になることも変わるとのことです。

メニュー一つでいろいろなことが出来るのだなと学びました。

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2010年6月10日 (木)

iPadスタンド

今現在我が家には2台にiPadがある。#iPad 一台は米国で購入したWiFi版であり、もう一つは日本で購入した3Gである。

今のところに外に持ち歩いて、人に見せたりすることが多いので3G版を持ち歩いているが、家で使う分にはWiFi版で十分である。ただし、けちって16GBの容量なので、早くもメモリーがいっぱいになってしまっており、64GBにしておけば良かったと後悔している。
たとえばHDの映画を一本ダウンロードするだけで3GBも食うのである。そうなると映画だけなら5本しか入らないと言うことになる。
3Gの方は64GBにした。

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さて、今日はスタンドの紹介である。発売と同時に購入したのが写真左手のiPad が載っている純正のスタンド。
まず普通に縦置きにおいた比較。これは丈が低くて済む純正の勝ち。ただし、受け止める台が少し小さく、倒れてしまわないか 心配になる。しかしコネクタが着いているので残念ながら縦置きにしか使えない。写真を映すフォトフレームとしては使いにくい。

一方で右側は最近購入したGRIFFINのiPadスタンド。金属製で重く、しっかりしている。折りたたみ式だが持ち運びにはまったく向かない。しかし、これの使い勝手がよい。スタンドを立てて使っても、寝かせて使っても良いのだ。裸の姿は下の写真。つや消しが重厚感を出している。

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しかし大きさは大きく、純正と比べると一目瞭然。
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縦置きにおいたものを横から満た図

ところが、横置きにするとガラッと印象が変わる。GRIFFINの横置きは決まるのである。家のリビングにおいて、普段はフォトフレームとして横置きで使い、アプリケーションをさわったり、ネット接続するときは台から外して手で操作。これはGRIFFINで決まりかな。

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一方で、GRIFFINは折りたたむと、若干の傾斜をつけてiPadを置くことが出来る。縦置き、横置きどちらもOKだが、写真は横置きして手前にアップル純正のワイヤレスキーボードをおいたもの。これによってほとんどノートブックパソコンと同じ環境が実現できる。ただ、iPad、GRIFFIN、キーボードを3つも持って出かけることはあり得ないくらい重く、かさばるので、一応ノートブックPCのようにも使えますという程度の使い勝手。

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ちなみに写真のアップル純正ワイヤレスキーボードは本来iMac用に買ってあったものであるが、iPad用に作ったのではないかと言うくらい、サイズ・デザインとも決まるのはさすがアップル。

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2010年6月 8日 (火)

新製品開発

私の主たる持ち場は早稲田大学のビジネススクールだが、赴任時の経緯もあり商学部のゼミと講義(1科目のみ)も持っている。
講義は、昨年度から実際に学生に頭と身体を使ってもらう実践型の競争戦略演習だ。と言うのも学生は頭で勉強することには慣れているが、足で稼ぐ仕事の仕方や、組織でまとめていくという仕事の仕方を大学ではほとんど学んでいないからである。

今年も昨年同様に味の素にいた永井さんの助けを借りて、実際の商品開発がどのように行われているかを学んでもらった上で、グループ毎に味の素のアスパルテームを使った新製品の開発を発表してもらった。
昨年は商品の開発がほとんどだったが、今年はサービス業(カフェの提案)などもありユニークなチームが目立った。

Tokuron
写真は最優秀チームと一緒に撮った記念写真である。

彼らには次なる課題として、三菱航空機の事業戦略を検討してもらっている。その最終発表は7月の予定。

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2010年6月 4日 (金)

宣伝会議

先日、宣伝会議の東英弥社長から連絡を頂き、久しぶりにオフィスを訪問した。
東さんは元々は別の会社の経営者だったが、20年近く前に宣伝会議の経営を引き受けてからは宣伝会議を立派な会社に育て上げ、今では10近い会社を経営している。
彼との出会いは10年近く前に私が早稲田大学の大学院で非常勤講師をしていたときの生徒である。現役の社長でありながら、 修士課程に勉強に来ていると言うことでとても感心した。それ以来の付き合いである。

Azuma
以前の本社では手狭になったので、近所に新しいオフィスを借りたそうで、そちらのオフィスで会いました。そこでのツーショット

全部の会社が黒字であるのが自慢で、そういう意味でも立派な経営者だ。
イタリアンとフレンチのレストランも持っている。現在は教育にも熱心で、早稲田大学のそばに立派なビルを建てたり、大学の設立を企てたりといくつになっても野心を忘れないアントレプルナーである。

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2010年6月 2日 (水)

エグゼクティブプログラムのご案内

今回はセミナーのご案内です。といっても一回限りのセミナーではなく、企業の経営幹部のための一週間缶詰セミナーです。早稲田大学ビジネススクールの主催の「エグゼクティブプログラム」です。早稲田が提供しているエグゼクティブプログラムは、私がお手伝いしている大隈塾を初めとして、他にもたくさんありますが、ただ「エグゼクティブプログラム」と呼ぶのはこのプログラムだけです。

時期は今年の7月26日(月)から30日(金)まで五日間連続で行われます。対象は大企業の役員・部長の方々あるいは中堅企業の役員以上となっています。場所は早稲田大学の施設(早稲田大学国際会議場内教室)を使って行います。私の尊敬する同僚であるビジネススクール教授の山田英夫先生が主幹として担当しており、今回も彼が責任者です。

今年のテーマは「事業再構築のマネジメント」です。早稲田大学の誇る教師陣が、様々な角度から事業再構築を取り上げて講義を行い、ケーススタディを行い、そして企業経営者自らがこのテーマを熱く語ります。

私も最終日を一日担当します。この日には尊敬する経営者であるDOWAホールディングス会長・CEO吉川廣和氏にも来ていただき、講演をお願いしています。私が担当るから言うわけではないですが、山田先生が丹精込めて育て上げてきたこともあり、参加者の満足度も大変高いプログラムです。

今年も既にほとんど埋まってしまいましたが、先ほど聞いたら後2名ほど余席があるようです。もし、このプログラムに興味のある経営者の方がいらっしゃたら、是非下記のサイトをご覧の上内容をチェックしてください。お問い合わせください。そして部下の幹部をお送りください。必要なら山田先生か私が説明に参上いたします。http://www.waseda.jp/wbs/wbsrc/02nondegree/executive/overview_exe.html

もちろん、企業教育担当の方からの問い合わせや自分が参加したいと思う方からの問い合わせも大歓迎です。

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