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2009年8月20日 (木)

ウチダザリガニ

皆さんはウチダザリガニをご存知ですか?
私はずいぶん前にフレンチレストランのオテルドミクニで食して以来、自分の名前がついたザリガニということでなんとなくお気に入りになっていました。オテルドミクニのメニューには北海道産と書いてあったので、関サバや関アジのような地名とは思っていませんでしたが、てっきり北海道の内田さんが飼育しているザリガニだと思っていました。
スーパーの野菜売り場に栽培者の名前が入ったブランド野菜が売られていたりしますよね。それと同じだと思っていたのです。

ところが昨晩NHKで外国から来た生物で日本の生態系が破壊されているという警告の番組「ちょっと変だぞ日本の生態」をやっていたのですが、そこに突然その名前が出てきたのです。思わず聞き入ると、ウチダザリガニはもともとアメリカ原産だったものが、日本の食糧事情を改善しようと昭和初期に日本に導入されたそうです。何と80年も前の話です。当初は北海道の摩周湖に476匹放流されたそうですが、それが1980年代に入るとなぜか摩周湖以外の湖に広がりだして、今や北海道中の湖で観察されるほどに増えてしまったそうです。そのために湖や釧路湿原が危機に瀕していると語っていました。
なぜ危機かというと、ザリガニは水中に生えている水草を根こそぎ食べてしまうそうです。そうなると同じ水草を食べているカモなどの水鳥たちが食物がなくなって湖に来なくなってしまったとのことです。
思わずダーウィンの「同じ生態系を営む二種類以上の種は生存できない」というセリフを思い出してしまいました。
他にも水中の不純物などを浄化していた水草がなくなると湖が何もない砂漠のようなところになってしまうとも言ってました。
なんとなくいい人だと思っていた人に裏切られたような寂しさを感じましたが、ザリガニには責任ないですよね。わざわざ日本のために持ち込まれたのですから(と言って自分を慰めている)。

同じ番組で日本中に北米原産のアライグマが繁殖して、日本の生態系が大きく壊されているという話もやっていました。農作物を荒らしたり、鳥などの家畜を食べてしまうそうです。さらには家の中に住み着いて、家を壊したり汚してしまう現場も見せていました。
アライグマは雑食系で繁殖力が強いためにあっという間に増えてしまったようです。生態系としては、とくに狸が影響を受けているようです。どうしてそんなに増えたかというと、70年代後半にはやったアニメ「あらいぐまラスカル」の影響だというから考えてしまいました。一時は年間1500頭以上もペットとして輸入されたそうですがもともと獰猛なこともあり、途中で飼えなくなったアライグマが相当数自然に放されててしまったようです。
現在は神奈川県だけでも年間5000頭が捕獲されると言ってましたから、日本全国ではどれくらい生息しているか想像もできません。

さて、賢明なる読者は以前私が紹介した、我が家にタヌキが現るを思い出したのではないでしょうか。そうです、どうもあの時現れたのはタヌキではなくアライグマかもしれないと思いました。なにしろ神奈川県だけで何万頭も生息しているようですから。テレビではアライグマとタヌキの出現率は50:50と紹介してましたので、タヌキの可能性がないわけではありませんが、正直なところタヌキだったら夢があるけれど、アライグマでは・・・。

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コメント

nottiさんへ

そうですか。大学の先生だったのですね。
どうもありがとう。

投稿: 内田和成 | 2009年8月21日 (金) 20時48分

私も偶然その番組を見ていました。
タモを入れたときにゴソっと採れた映像は圧巻でしたね。
アメリカ産のザリガニになぜ日本人の苗字が付いたのか気になって調べたところ
>北海道大学の内田亨教授の手持ちのザリガニの標本が種の同定に役立ったため、敬意を表し和名となっている。(Wikipedia)
とありました、調べ物をするのに大変便利な時代になりましたね。

投稿: notti | 2009年8月20日 (木) 22時58分

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