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2009年5月

2009年5月27日 (水)

大企業変革

先週の「戦略とリーダーシップ」のゲストは、DOWAホールディングスの会長・CEOの吉川廣和氏でした。
吉川氏は以前の当ブログでも紹介した「壁を壊す」の著者であり、100年の伝統を誇るDOWA(旧同和鉱業)を如何に近代的な企業へと変身させたかを、理路整然と語ってくれた。

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私が吉川氏の話で感心するのは、同和鉱業のような大変長い歴史を持ち、当然独自の文化を持った会社を数年にして変身させることが出来たそのリーダーシップの強さである。
彼の性格やスタイルを考えると、きっと様々な軋轢があったに違いないが、それを一つも愚痴らず、やるべきことをやっただけだと言い切る吉川さんに強い信念を感じたのは私だけではなかったはずだ。

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2009年5月21日 (木)

駅ナカ

先週の戦略とリーダーシップの講師はJR東日本の鎌田由美子さんだった。鎌田さんは現在は本社事業創造本部で企画を担当する部長さんであるが、昨年まではJR東日本の新しい小売り業態である「エキュート(ecute)」を展開するJR東日本ステーションリテイリングの社長さんだった人だ。

それまで、改札口の外ではルミネなどの駅ビル小売店を展開してきたが、駅構内ではKIOSKのような売店あるいは立ち食いそば屋・レストラン・コーヒーショップなどしか展開してこなかった。そのJRがまったく新しいタイプの小売店として、大宮、品川、立川などにエキュート(ecute)という大規模な構内小売店を展開しているが、それがまさに鎌田さんのやったことだ。私も何度か行ったことがあるが、女性に人気のあるテナントなどがたくさん入ったとてもおしゃれな店である。

JRのような伝統的大企業が従来にない新しいタイプの小売業を創り出していく過程を生々しく語ってくれた。男性中心の会社の中で30代だった彼女がどうやって、周囲を説得したり、部下を選んだり、あるいは育てていったかがよく分かる講演だった。

小売業では当然のことがJRの論理ではなかなか通用しない下りなどは、なるほどなるほどと頷きながら聞いていた。たとえば、小売業では顧客ターゲットを明確に定めることがよいとされているが、公共交通機関のJRでは万人にすべからく平等なサービスを提供するのをモットーにしており、それを説得するのが大変だったそうだ。

前回のゲストのリクルート出木場さんに負けず劣らず、熱い語り口でしゃべってくれたので、タイトルを「熱い女」にしようと思ったが、さすがに失礼かと思い表題に変えた。

彼女とそのチームの活躍については、その著書「ecute物語」(かんき出版)に詳しく描かれているので、興味のある人は是非一読してください。


Kamada

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2009年5月19日 (火)

喧嘩するデザイナー

今日のカンブリア宮殿のゲストは工業デザイナーの川崎和男氏だった。氏のことは実は知らなかったのだが、とてもおもしろくかつ為になった。ちなみに私が愛用しているPC用のディスプレイは昔はナナオと言っていたが今はEIZOというブランドだ。そのデザインを手がけたのが川崎氏と聞いて妙に納得すると同時にうれしくなった。なんせ、EIZOにはこれまでに4台合計で既に数十万円は払っているからね。おっと脱線してしまいました。

川崎氏は若いときに交通事故で車いす生活になったのだが、それに負けることなく世界的に通用するデザイナーになったというのが有名な理由の一つなようだが、私が感心したのはそのことではない。

彼は自分のデザインやコンセプトを理解してくれない顧客と徹底的に戦うというのだ。芸術家ならそれでよいが、工業デザイナーである以上、顧客と喧嘩して「じゃおまえとはもうやらない」といわれたらそれで終わりだ。それにもかかわらず、納得いくまで喧嘩すると言うから、うれしくなる。

そして川崎氏曰く、「喧嘩といっても結局は自分と喧嘩している」ことになります。要するにクォリティーに妥協したくないから、そうなるわけだ。出来るコンサルタントと同じ心意気だ。プロフェッショナルなら、こうありたいという見本のような人だった。

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2009年5月18日 (月)

大学生の自動車離れ

以前にも最近の若者が自動車に興味がない、あるいは必要としていない話を書いたが、先日発売になった日経パソコンにもそれを裏付ける調査結果が載っていた。どうしてパソコン雑誌に自動車の記事が載っていたかと言えば、大学生が自動車に興味がない代わりにもっとも興味を持っているのがパソコンだったからだ。

なんとファッションや携帯電話や旅行を押しのけてパソコンが一位(62.1%)である。これにはちょっと驚いた。ちなみに自動車はベスト10にも入っていなくて、17位(22.8%)である。落ちぶれたなり自動車である。ちなみに20-30歳代の若者の間でもPCが50.7%で大学生同様1位となっている。40-50歳では自動車が27.0%と25.7%のPCをわずかならが上回って7位である。

先週もゼミの後に学部生と食事をしているときにたまたま自動車の話題になった。といっても自動車免許の話である。彼らは大半が自動車免許は持っている。必要ないとは思いながら、就職のためあるいは身分証明書代わりとして免許を取るそうだが、なんか変だな。

それにしても、若者の車離れが数字でもこうして裏付けられると、車好きの私としては寂しい限りである。

この調査は日本自動車工業会によって行われている。詳細に興味のある方は下記のURLを参照してください。
http://release.jama.or.jp/sys/news/detail.pl?item_id=1370
それにしても自動車工業会がこうした調査結果を発表しなくてはいけない時の心境はどんなものだろうか?お金まで出して調査して、この結果では悲しくなるのだろうな。
頑張れ日本の自動車!

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2009年5月11日 (月)

成田にユニクロ

先週娘が海外に留学するので、成田空港に見送りに行ったところ、なんと出発ロビーにユニクロがあった。
以前、スターバックスが出来たときには、空港にもやっとまともなコーヒーショップが出来たなと感じ
て全く違和感がなかった。というのも、空港でお茶をするというのはごく当たり前のことなので、ようやくという感じこそすれ、妙な感じはゼロだった。

ところがユニクロにはまず「エッ」という反応だった。空港は通過するための施設で、留まるための設備でもなければ、ショッピングに来る場所でもない。
場所も出発階の上にあるお店やレストランが並んでいるエリアではなく、搭乗カウンターの目の前である。

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でもちょっと考えて、これはいけるのかも知れないと考えるようになった。というのも空港までやってきて、もう一枚衣類を持ってくれば良かったなとか、半袖にすれば良かったなんていう話は良くあることだ。そんなときに、2-3000円ですむ服があれば、万が一この旅行でしか着られないとしても、元は取れると思って買う客が結構いるのではないかという気がした。
一方で、出発前のあわただしいときに服なんか選んでいられるかという声もありそうなので、そのあたりは実際の売れ行きを見てみないと分からないかな。

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2009年5月 6日 (水)

先輩現る

先月最後のMBAゼミに、少し前までHSBC証券(日本)のトップを務めていて現在HSBC(香港上海銀行)の在日副代表の山田晴信さんが来てくれて、今回の金融危機についてレクチャーをしてくれた。

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山田さんは私の大学時代のクラブの先輩で、グライダー乗りとしても優秀な人で、指導を受けていた。また、私がコンサルティング会社に転職することを決めて、最後の相談をしたときに堀紘一さんを紹介してくれた人だ。というのも山田さんが通産省からハーバードビジネススクールに派遣されていたときに、その1年下にいたのが、卒業後BCGに入社した堀紘一さんだった関係で、堀さんのことをよく知っていたからだ。
まあ、これだけ書けば、私がどんなに頭の上がらない人か分かってもらえると思います。

さて、当日どんな話をしたかといえば、それは内緒だが、ゼミ生の中でも金融の知識があまりない連中にとっては、金融、とりわけ投資銀行の業務がどうなっていて、今回の危機が引き起こされるに至った訳がわかりやすく理解できたのではないかと思う。

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学生との懇親会に参加している様子

終わった後の学生たちとの会食にも参加してくれて、丁寧に質問にも答えてくれていた。山田さん、どうもありがとうございました。

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2009年5月 5日 (火)

山籠もり

GWは長野の山にこもって、原稿の執筆に忙しく、ブログの更新もままなりませんでした。

書いているのは異業種格闘技に関する原稿で、夏頃に単行本として発売予定です。ただし、あくまでも予定なので本当に出せるかどうかは自分次第ということで、断定できません。人のことや世の中のことは言いすぎるくらいにはっきり言うのに、自分のこととなると歯切れが悪いのは問題ですね。

さて、肝心の原稿ですが、遅々として進んでいます。骨子は出来上がっているのですが、全体の構成を今一度見直しているのと、個々のパーツの完成度がイマイチなので、それを見直ししている最中です。事例はたくさん集めているので、十分足りているのですが、それを包括的にカバーするフレームワークはまだまだ納得のいく仕上がりではないので、ない知恵を絞って奮闘中です。

完成まではまだ時間がかかりますが、乞うご期待です。

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