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2008年11月

2008年11月27日 (木)

時代の風を読む

昨日の嶋口研究会の講師はキッザニアを経営するキッズシティジャパンの住谷栄之資社長でした。以前にもテレビのカンブリア宮殿のゲストだったときにこのブログで紹介したり、雑誌の記事を読んだりして、キッザニアについてはそれなりに知っているつもりだったが生で話を聞くと、学びがたくさんあった。
詳しくは紹介できないが、さわりをいくつか。

キッザニアはオリジナルはアメリカではなくメキシコであるが、そのメキシコのキッザニアに来る子供たちと東京のキッザニアに来る子供たちを観察していると大きな違いがあるという。メキシコの子供たちは、最初に手持ちのお金(きっぞと言うキッザニアでしか使えない貨幣)を使って、それがなくなってしまってから働くそうである。一方で日本の子供たちは手元に多少のお金があっても、まず働いてお金を貯めてから使うそうである。遊んでから働くか、働いてから遊ぶか、まさに国民性の違いが誰も教えないのに現れているという。おもしろい。

また、キッザニアは来園客の6割が2回以上来ているリピーターだそうだが、彼らがまたやってくる理由はおもしろいからではなく、悔しいから来るそうだ。一回やってみた仕事・作業がうまくできなかった、周りを見たらうまくやっていた。もっとうまくできるはずだという気持ちが、また期待と思わせるそうだ。子供たちの向上心は素晴らしいな。

住谷氏の講演の中に「時代の風を読む」という話があった。キッザニアの話を友人から初めて聞いたときに、「これはおもしろうそうだ」彼の耳に引っ掛かったそうである。これは理屈ではなく、何となく感じることだそうだ。

住谷氏は、過去にもアメリカではやっている数多くのレストランを日本に持ってきて成功させている。たとえば、トニーローマ、ハードロックカフェ、スパーゴなどである。こうした話に加えて五感の重要性を訴えていたが、彼の鋭い勘は、私がスパークする思考で言うところの、ある現象が自分の問題意識に引っ掛かって化学反応を起こすのに近いのかも知れないと感じた。

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2008年11月25日 (火)

商社のビジネスモデル

先月の16日に早稲田大学の井深大記念ホールで、リクルートイベントとして丸紅の朝田社長との対談を実施した。
その様子が先週の読売新聞に載ったので簡単に内容を紹介しておこう。

Kigyonavi_2

一言で言えば、商社は以前のような口銭を主体としたビジネスからビジネスモデルの変更を行い、自ら投資を行ってリスクを取る形の事業へ変貌を遂げたと言うことだ。
はやりの言葉を使えば、これまでは水平分業型の事業モデルで、メーカーや小売りの間に入って販売代理や斡旋の機能を果たしていた。それに対して、最近の商社は川上や川下に出て行くことでバリューチェーンの垂直統合を目指す形に変わりつつある。具体的には天然資源の鉱区を押さえたり、港の港湾施設を自前で持ったり、流通業のSCMを自らの設備を駆使して手伝ったりしているのがわかりやすい例であろう。
そうすることによって利幅は大きくなっているかも知れないが、リスクも大きくなっていることは言うまでもない。今後の商社はこのリスクをどうコントロールするかがきわめて重要であると朝田氏も強調していた。

もう一点、私が述べたのは商社に必要な人材はこれまでの営業マンからプロデューサーに変わってきている点である。すなわち、ものを右から左へ流す人でなく、新たなビジネスを生み出せる能力を持った人が求められていると言うことである

しかし、私が商社がすごいなと思うのは、私の大学時代から「商社冬の時代」とか「商社無用論」とか叫ばれており、何度となく同じようなことを言われながらも今日に業態として生き残っていることである。これほどまでにダメだダメだと言われながらも、依然として収益を上げ続け、就職戦線での人気もかげりを見せない、きわめて希有な存在である。そういう意味できわめて生命力の強い総合商社であるが、翻って考えてみれば、商社は人が唯一の財産であり、その人材が思う存分働ける限りは商社は輝き続けるのかも知れない。結局、商社のビジネスモデルとは、人につきるのではないか。

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内田ゼミのOB会

今年一期生が出たばかりであるが、第1回の内田ゼミOB・OG会が今月8日(土)に開催されました。

20081108obkai_2

MBA生も学部生も今年卒業したのが共に一期生であることから、OBより現役生の方が何倍もいるという変わったOB会になったが、それでも学部の現役生は社会人になった先輩や企業からビジネススクールに来ている社会人学生にいろいろなことを聞けて勉強になったようである。

社会人のゼミ生と学部のゼミ生では、単に年齢が離れているだけでなく、バックグラウンドも違いすぎるので、話が弾まないのではと心配したが杞憂だったようで、それぞれにいろいろな学びがあったようだ。
学部生から見ると、就職を控えて、現役の社会人、それも経験豊富な先輩たちから話が聞けるのは何よりのメリットであるし、社会人学生の方も自分たちの考えが若い人に通用すのかあるいは彼らが何を考えているのかといった視点で勉強になるところがあるようである。

私の持論は、学校は人との出会いの場であり、ネットワークが卒業後の最大の財産になるというものであるから、今回のような機会は今後も折に触れ作っていきたいと思っている。

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2008年11月17日 (月)

新浪剛史

前々回の大隈塾「リーダーシップ論」のゲストはローソン社長の新浪さんでした。

彼は三菱商事から若くしてローソンの社長として送り込まれたときに、セブンイレブンと同じ事をやればいいのではと思ったそうだ。ところが実際に言ってみたら、彼らはセブンイレブンと比較されることに疲れてしまって、そんなことで士気が上がる状態ではなかったという話だ。
そこで、セブンイレブンの真似をするのを止めて、違うコンビニエンスストアになろうと思ったそうだ。そして、ローソンの社員にプライドを持ってもらうために、おにぎりプロジェクトから始めたのだと言っていたのが印象に残った。

それ以外にもこれからの日本は、老壮青の三世代が知恵を合わせてやっていくべきだという華が印象に残っている。

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2008年11月12日 (水)

周波を拾う

元Jリーガーでテレビのサッカー解説者などを経て、現在筑波大学のサッカー部監督をやっている風間八宏氏が、11月11日付の日経新聞のスポートピアというスポーツコラムになかなか良いことを書いていた。
「自分変える勇気を」と題して、自分が監督に就任してから、どのように大学生を指導してきたかという文章である。
本来ならもっと若いときに基礎鍛錬を施すべきだったのに、大学に至るまでそうした訓練を十分に経てこなかった若者が大学に入ってから変身できるのかという命題である。
彼に言わせると規律で縛るのではなく、自由の中で自分をどうつかみ取っていくかを説いたようで、結果として横並びの列に優劣が生じるようになり、個性が不揃いに分かれていったという。要するに大学に入ってからでも遅くなかったと言っているのである。
さらに、「規律とは自由の中にあるもの。あまりに自由で手がかりの少ないピッチの上で、自分の輪郭を縁取るもの。つまり"自律"であり、これを定めたものは勝手に伸びていく。」と記している。名言である。

そうした文章の中で私のアンテナ(最近書いたスパークする思考風に言えば「問題意識」)に引っ掛かったのが以下の文章である。
「本当はもっといたのではないか、彼らの発する周波を私が拾えなかったのではないかと不安にもなる。若者の夢を見る力の不足を平素から案じていたが、大人の作った社会にも彼らがいる以上、この命題は私たち大人に跳ね返ってくる。」
こうした考えを持って若者を指導する大人がいる以上、日本の指導者も捨てたものではないなと思った。自分もそうありたい。

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2008年11月10日 (月)

スパークする思考発売

本日、スパークする思考が発売になりました。

Spark

ビジネス書ではなく、角川からの新書と言うこともあり、どれくらい売れるのか、あるいはどういった人たちに支持されるのかが、今のところ想定がつかず、期待と不安が入り交じった気持ちです。

今回の本は、私が日頃実践している発想法の紹介なのですが、これが他の人たちにどれだけ理解されるのか、あるいは適用可能なのか、そのあたりが大変興味深いところです。

読んだ方は、是非感想を寄せてください。

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2008年11月 7日 (金)

ドバイの不思議

完成しないビルの数々
どう見ても完成済みのビルの数より、建設中のビルの方が多いという異様な風景である。これが、新興地区だけなら納得も出来るがドバイ全域で同じ状況である。
明らかにオーバーキャパシティであろう。いくらこれまで作るそばから売れてきた(あるいは完成する前に高値で転売できた)とは言え、ここまで野放図に建築を許可するのは無理があると思った。

Building

モスクの数は680
イスラム信者が300m以上歩かなくてすむように、ドバイの首長がたくさん設置するように指導したそうです。ということで、街のあちこちにモスクがそびえていました。
その中の一つのジュメイラモスクを見学しました。中には入れませんでしたが、外から見ると大変きれいな寺院でした。ちなみに人口140万人の内の本当のアラブ首長国連邦の人は数%しかいないそうです。後は近隣諸国からの移民や流入が若干いますが、人口の大半はインドからの出稼ぎといいます。ということで、イスラム教者あたりの寺院数はとても多いと思います。

Mosque

スキー場
何でもありのドバイにはスキー場もありました。それもショッピングセンターの中、高級ホテルの横です。もちろん屋内スキー場ですが、平日に結構客が入っていました。雪が珍しいのでしょう。もちろん、スキーやスキー靴だけでなく、ウエアもレンタルだそうです。昔船橋にあったザウスを思い出しました。

Ski

七つ星ホテル
世界に一つしかないといわれる七つ星のホテルBurj Al Arab(ブルジュ・アル・アラブ)に行ってきました。宿泊は出来なかったのですが、最上階にあるレストンに行ってきました。おいしかったけれど、NYや東京にあるのと全く同じような高級フレンチレストランでした。 ちなみに一番高級とされているのが神戸ビーフだったので、私はそれを注文しました。和牛がはやっているそうです。それにしても食事代は高かった。
誰ですか、ドバイまで行って日本の牛を食べなくてもいいだろうと言っているのは・・・。実は私は食べ物については大変保守的なのです。

Burjalarab

ショッピングモールの風景
現地の大型ショッピングモールをいくつも訪れましたが、現地の人より観光客や欧米からのビジネスマン&家族が大半でした。従って、お店も西洋風の作りでニューヨークや東京と変わりのないブランドショップがたくさん存在し、後はカルフールなどの欧米型のスーパーが大変な賑わいです。
こちらの休日に当たる金曜日の買い物時にはレジで20分近く並びました。というのも一家族当たり、数百品目買うのです。これは大げさに言っているのではなく、本当です。アメリカでも見たことのないまとめ買いで、ちょっとびっくりしました。

Carrefour
現地人風に見えるBCGドバイの秋里さん@カルフール

オロナミンC
カルフールを始めとするスーパーマーケットを何カ所か回ったのであるが、どのスーパーでも飲料の棚に大量にオロナミンCが陳列されているのには驚いた。何でこんなものが人気があるのか不思議であったが、ユーザーインタビューが出来なかったのでよく分からない。しかし、カルフールではアラブ風の顧客がオロナミンCが10本入ったケースを30-40まとめ買いしているのに遭遇してほんとに驚きました。

Oronaminc

回転するイタリアン
最終日に訪問したショッピングセンターは、空港そばの巨大なモールでしたが、昼時に入ったイタリアンレストランでちょっとした驚きがありました。なかなかしゃれたイタリアンレストランで大変はやっているのですが、まずメニューに寿司があるのに驚きました。日本では考えられないコンビネーションです。ピザとサラダなどを注文したついでに、寿司はちょっとやめておいて焼き鳥を一品注文してみました。
注文を終えてふと店内を見ると、板前さんがカウンターで寿司を握っています。そこまではありかなと思っていたのですが、ふと板さんの前を見るとカウンターが回転しています。なんと回転寿司なのです。思わず写真を撮ってしまいました。
ちなみに焼き鳥の味はというと、たれは絶品でしたが鶏肉はかみ切るのが大変なほど固かったです。残念!

Dubaikaiten

メイドインジャパン
車は圧倒的にトヨタが強いです。欧州の車はBMW、ベンツ、ロールスロイスなどの高級車を除くとあまり見かけません。町中で見かける車はカムリやカローラですが、郊外や砂漠地帯になるとトヨタのランドクルーザーの独壇場です。中近東ではトヨタが強いという話は聞いていましたが、実際に目の当たりにすると驚きさえ感じます。
電機製品は車ほど強くない感じで、ソニーや松下もありますが、サムソンやLGもたくさん見かけます。ショッピングセンターやカルフールなどで見るブランドも同じです。ホテルの薄型テレビもLGでした。
日本食は他の国ほどたくさんは見られません。これからなのか、中東の気候・風土にあまりなじまないのかはよく分かりません。

Desert
砂漠ツアーに参加した車は18台全てトヨタランドクルーザーでした。

駱駝と衝突
四輪駆動車による砂漠ツアーに行ったのですが、途中でツアーの車が一台砂漠の道路でラクダと衝突してお釈迦になりました。ラクダの死体が見あたらないので、聞いてみたところラクダは何ともかなったようです。恐るべしラクダです。

Accident

疾走する"岩を積んだ"車
砂漠ツアーの帰りに、数十台の大型トラックが数珠つなぎで走っているのに遭遇しました。海を埋め立てて陸地を作るのに砂漠の国では砂しかないので、100km以上離れたところから大量の岩石を運んでくるそうで、その数は毎日数百台以上のようです。

Truck

トイレ事情
以前人口が少ない時代は、飲み水を創とする生活水は井戸水ですんでいたようですが、人工は100数十万人にふくれあがった今ではとても足りません。そのため水道水は海水を浄化して作っているそうです。
一方で、下水には頭を痛めているようです。というのも普通の国であれば海に流してしまう水が、生活水の源になっているので、そういうわけにはいきません。そこで、汚水は砂漠のどこかにわざわざ捨てに行っているようですが、これまたトラックの行列というか渋滞で大変なようです。(これは現地の人から聞いた話で確かめていません)

買い物天国?
ドバイは買い物天国であるとの話を聞いたが、結論から言うとそうではない。中近東に住んでいる金持ちの人から見れば、パリ、ロンドン、ニューヨーク、ビバリーヒルズに行かなくてもブランド品が手にはいるという意味ではまさに買い物天国であろう。又、ブランド品が免税(というかドバイには税金というものが一切ない)で買えるというのも、買い物客にとってはうれしい話しかも知れない。
しかし、私のような旅行者あるいは一般的日本人にとっては、ブランド品の品揃えが特に優れているわけでもなく、価格も特に安いという感じもないある意味中途半端な店ばかりであった。
一方で世界中で旬なブランドや業態はすべて揃っているのはさすがドバイという感じで、アメリカのスターバックスも各所にあるし、ヨーロッパのカルフールもあればH&Mもある。はたまた、日本食レストランのNOBUまで揃っている。

Hm

結論
ドバイはやはり砂上の楼閣である。もちろん、アメリカのラスベガスのように砂漠に出来た都市が恒常化した例もあるので、何とも言えないがこのままの繁栄が続くことはあり得ないであろう。
ドバイは歴史のない国(街)であるが故に、ゼロから街作りをすることが出来たのであろう。その意味で、都市計画の専門家や建築家にとっては理想の場所であり、クライアント(首長)だと思う。しかし、街や国には歴史が必要だと思う。なぜなら、それによって文化が生まれ、伝統が育まれるからである。ドバイがかつてのカルタゴのように消えてしまうことがないことを祈りつつ、内田のドバイ便りは終わりです。

でも、実際に行ってみて良かった。百聞は一見にしかず。

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2008年11月 5日 (水)

スパークする思考

ドバイから無事帰ってきました。
ドバイで感じたことは別途書くとして、今日は本の宣伝です。


来週月曜日(11/10)に私の新しい本が角川書店から新書として発売されます。
タイトルは「スパークする思考」です。

中身は一言で言えば、内田流発想法です。人と違ったユニークな発想がしたい、新しい企画案を考えてみたい。人からアイデアが豊富ですねと言われたいと思っているような人がターゲットです。

出版社には内緒で「はじめに」から一部抜粋して紹介しましょう。

本書のテーマは、「日ごろの私生活で自然と行っているクリエイティブな発想や行動を、なぜ仕事では行わないのか?」というものだ。
そう言うと、「別にクリエイティブな発想や行動など、日常生活で行っていない」と答える人も少なくない。そんなことはない。日常生活は皆、十分にクリエイティブなはずだ。趣味の世界もそうであろうし、料理や食事もそうだろう。週末にはどこに遊びに行こうか、今度はどんな映画を見ようか。妻の誕生日のサプライズは何がいいか?
日常生活は実はとても創造的で、エキサイティングなはずだ。
本書では、だから何も奇想天外な、変わった方法論を説くつもりはない。誰もが慣れ親しんでいる、それでいて説明するのが難しい、そんな方法論について語りたいと思っている。
ここでいうクリエイティブな発想法とは、斬新なものの見方や新しい企画を生み出す思考方法を意味する。そうした発想力を、いかに誘発することができるかについて考えてみたのが本書のもくろみである。
多くのビジネスパーソンは、生活者としての自分を仕事の場には持ち込まないように努力している節がある。生活者であり、消費者である自分は脱ぎ棄て、全く別の個性を身にまとおうとする。本能的な感性や経験に裏打ちされた勘は封印して、正確な情報や分析やを頼りにする論理的思考方法を身につけようともがいている人が多い。
ロジカルシンキングやデータ分析力が重要だと思い込み、ビジネススクール卒業生(MBA)、あるいは経営コンサルタントの好む各種の分析手法を珍重する。必死にさまざまな情報をため込み、整理してデータベースを構築しようとする。それで、分析力は身につくかもしれないが、斬新な発想力を失ってしまう。
そんなことは辛いし、無駄だからやめようと私は言いたい。(以下略)

どうです。なんか読みたくなりませんか。

ということで、本題です。この本を一人でも多くの人に知ってもらって、仮説思考と同様にベストセラーにしたいと思っています。趣旨に賛同の方、あるいはたまには内田を助けてやろうという方は是非、アマゾンで一冊購入して下さい。よろしくお願いします。
というのもアマゾンでの売上ランキングが本全体の売り上げにも大きな影響を及ぼすからです。
ご協力、感謝!

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2008年11月 2日 (日)

MBA入試願書受付中

一昨日より、早稲田大学の夜間のMBAコースの2009年度入学試験の願書を受付中です。
締切は11/6ですので、希望者は早めにどうぞ。
詳細は下記のURLをご覧ください。
http://www.waseda.jp/gradcom/pro/schedule.html

また私のブログでもゼミの様子などをたびたび取り上げていますので、興味のある方はブログの左側にあるカテゴリーの中の「早稲田のMBA」を見てもらえるといろいろな情報が得られます。

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ドバイ便り

大学の休みを利用してドバイに来ています。

イヤーそれにしてもおもしろいところです。何もないところにとんでもない都市を造ってしまったという意味で先代の首長だったシェイク・ラシッドのリーダーシップには驚くべきものがあります。しかし、正直現在の状況はバブル以外の何ものでものない気がします。街は至る所が建設中で、不動産売買の店舗や宣伝が至る所に見られます。

Dubai002_2

日本に戻ったら、ゆっくり報告したいと思いますが、驚くことだらけです。
泊まっているホテルは5つ星ホテルで、確かにファシリティは立派ですし、ホテルの目の前にはプライベートビーチが広がっています。しかし、ハワイやゴールドコーストあるいはコートダジュールとの決定的な違いがあります。

Dubai001_2
ホテルのプライベートビーチにて

白い砂と真っ青な海の目の前に工事現場が広がっているのです。青い海原はどこにも見えません。
この工事現場は人工の島でパーム・ジュメイラと呼ばれるのですが、大変巨大な埋め立て地です。

ドバイに近い場所を探すとすれば、アメリカのラスベガスが近いのかなと思います。

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