論点抽出
先週発売になったThink!秋号で私の持論の論点の重要性を再度取り上げてもらった。
「気づきの技術」の特集の中で、「論点思考とレーニング-真の問題に気づく論点抽出の方法」というタイトルだ。
一言で言えば、いくら問題解決力が優れていても、間違った問題を解いたら何にもならないと言うことである。学校の勉強であれば、試験の出題者の出した問題を解けばいいので、どちらかと言えば正しい解き方、あるいは効率的な問題の解き方が教育の中心になっている。
ましてや国語の問題に数学の問題が紛れ込んだり、この中には解くべき問題と解いてもしょうがない問題が混じっているので自分で判断しなさいなんてことは絶対になり。
ところが、ビジネスの世界では誰もあなたが解くべき問題はこれであると教えてくれない。上司がいても、本当に正しい問題を与えてくれるかも確かではない。そこで自分で問題を発見したり、定義しないとならないのだ。
その段階で解くべき問題を間違えると、いくら優れた答えを出したところでビジネスには何の役にも立たないと言うことになってします。
さらに問題は人によって違うこともあれば、時間と共に変わってしまうこともある。
したがって、ビジネスでもっとも大事なことは問題を解くことではなく、解くべき問題を定義する=論点抽出だというのが主旨である。
こうしたことを取り上げたので興味がある人は、是非本誌を買って読んでみてください。
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