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2007年12月22日 (土)

李明博大統領と清溪川

以前、韓国に仕事で行ったときにソウル市内に人工の川があって人がたくさん集っていたという話を書いたことがある。「ソウル便り最終回」というタイトルである。その川が実は人工の川ではなく、元々実在した清溪川という川を再生させたもので、それを行ったのが今回韓国の新大統領になった李明博氏だと知ったときには、これまであまり韓国の政治に興味もなく縁もなかったのが一気に親しみを覚えて、距離が縮まった気がした。

李氏は以前ソウル市長だったときに、ソウルの活性化に成功し、評判を上げたわけであるが、そのときの施策の一つが古い川をよみがえらせて人々の憩いの場所や観光名所に復活させたことだったそうだ。
このあたりの話は東大のCOEプログラム:国際シンポジウムに李氏本人が出席したときのことが書いてある下記のサイトに詳しい。

http://csur.t.u-tokyo.ac.jp/seoul_061108/index-j.html

東京でも東京オリンピックを迎えるに当たって、首都高速道路を造るためにずいぶん川がつぶされたことを思い出した。それらの川はその後よみがえることはなかったな。

この話を書いていて、突然米国大統領選挙を思い出した。共和党から出馬しているジュリアーニ氏も、元々ニューヨーク市長として犯罪を劇的に減らしたり、街や地下鉄をきれいにすることに成功して、人気を博したのだった。

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