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2007年10月18日 (木)

キャプテンシー

今日10月17日の日経新聞スポーツ欄のサッカーに関するコラムにいい話が載っている。吉田誠一さんという人が「主将に求められるものは」というタイトルで書いたリーダシップに関する話である。

サッカーでフィールドにいる選手の中のリーダーのことを主将とかキャプテンとか呼ぶが、そのキャプテンが持つべき資質やあり方のことをキャプテンシーと言う。そのキャプテンシーを感じさせる出来事が試合であったという話である。

それはドイツの3部リーグのある試合で、ユニオン・ベルリンのある選手が相手選手に危険なプレーをしたために、2枚目のイエローカードを受け退場になった。イエローカードに値するかどうか微妙なプレイだったこともあり、反則をした選手が不服そうな顔をしてピッチを去ろうとした。
そのとき、キャプテンがその反則した選手に、何事がささやくとその選手がファウルをして痛がっている相手選手のところに行って謝ったという話だ。

相手が怪我をしたら、謝るのが社会常識で、それを忘れた選手をたしなめたわけだが、判定の是非とは違うところで同僚が社会性、規律を欠いていることをたしなめたのがキャプテンの判断だったのだろうと書いている。

組織のリーダーが持つべき資質をうまく言い表しているコラムである。是非原文をお読みください。

ご承知かも知れないが、サッカーでは正式な指揮官は監督である。一方でいったん試合が始まれば監督が出来ることはきわめて限られる。そうなると現場で指揮を執るキャプテンのリーダーシップが大きな意味を持つ。ところがキャプテンは権限があるようでない。そうした中でどのようにリーダーシップを発揮するかは、最後は人間性を問われるのだろう。

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