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2007年6月27日 (水)

出井伸之の二面性

昨日、前ソニーCEOの出井伸之さんが作った新しい会社に遊びに行ってきた。クオンタムリープというユニークな名前の会社だ。クオンタムリープというのは量子力学で質量がエネルギーを得るとある段階で劇的に変化することを意味するらしいが、ここではたぶん飛躍的進歩ないしは飛躍的進化という意味で社名に使っているのだと思う。

久しぶりに会った出井さんは、相変わらず若々しくて、日本の現状の問題点、あるいは自分が目指すべきことをエネルギッシュに語ってくれた。元々文系なのに(こういう区分自体が古くさいが)、ITや技術のこととなると話が止まらないくらい饒舌になるのは相変わらずだ。

さて、出井さんの会社が何をやっているのかを一言で言うのは難しい。難しく言えば、日本に地殻変動を起こすような仕掛け・仕組み作りにチャレンジしている。そこに知恵・経験とエネルギーのかけ算、技術と経営の融合、日本とアジアの架け橋などの要素があるようだが、もし興味がある方は是非ホームページをご覧ください。
http://www.qxl.jp/

しかし、私が感じた出井さんの狙いは、彼が持っている二面性、既存社会すなわち保守本流の世界とのネットワークとこれから生まれてくる未知なるものへの好奇心、あるいは応援したいと思う気持ちをミックスさせようとしているように感じた。
もう少し具体的に言えば、『エスタブリッシュメントの経験・ブランド・資金』と『エネルギーとアイデア以外に経営資源のない若者』を出井さん自身あるいは彼の会社が触媒となって、融合させて何かを生み出したい。そして出来れば核爆発を起こして、日本あるいは世界を変えたいと考えているのではないだろうか?
出井さん、間違ってたらごめんなさい。

ベンチャー企業の経営者をサポートする仕組みとして、鯉のぼりの会などを組織化しているようなので、志のあるベンチャー企業の経営者は門を叩いてみたらどうだろうか?
内田のブログを見たと言えば、優遇されるか冷遇されるかは分かりませんが・・・。

ちなみに出井さんは早稲田大学の評議員会の議長だか委員長を務めており、大学にとっても大事な方だ。しかし、私の日々の活動と評議員会の関わりについては全く分からないというのが正直なところだ。関わりがあれば、いろいろなことを頼めるのに(・・・なんてことはつゆほども思っていません)。

功成り、名を遂げたので今さら汗水流して働かなくても、あるいはあえてリスクを取らなくてもと思うのだが、それが出井さんの生き様なんだろうかと感心した昨日でした。私も頑張らなくては・・・。

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コメント

uomasaさんへ
ネットワーキングは蓄積です。若い頃からのつきあいや実績作りを大切にしてください。後から思わぬ財産になると思います。
でも焦らないでくださいね。

投稿: 内田和成 | 2007年7月 6日 (金) 12時07分

私は、まだ年齢的にも若いため、内田さんをはじめビジネス界の中ですばらしい方にお会いし、お話する機会は全くありませんが、本を読むかぎり皆さんバイタリティーが半端ないと感じます。

内田さんが書かれているように、終生バリバリやらてりる方が多いのではと思います。

自分を鍛えるために一生懸命やっているつもりですが、まだまだ先輩方のようにはいきません。

仕事が趣味の世界にまで達せられるよう、もっともっとがんばらないとと思いました。

投稿: uomasa | 2007年6月28日 (木) 13時53分

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