20の引き出しのネタのため方
20の引き出しの中身や使い方を紹介してきたが、ここらで内田流ネタのため方を紹介しよう。ネタを貯めると言ってもあまりしっかりと作ってしまうと覚えたりしなければならず、こちらが使うと言うよりファイルに使われることになりかねない。そこで私の考えは、思い出せるものは使えばよいし、思い出せないものは使わなければよいまたはもともと使えないネタだったのだ思うことにしている。
具体的な方法は、下記にあげてあるように様々なソースからネタを拾い上げる。もちろんその場ですぐ使えるネタが手に入る場合もあれば、しばらく寝かしておくと熟成されてネタに昇格するものもある。あるいはいくつかの話を組み合わせてネタに仕上げることもある。
- 新聞、雑誌
- 切り抜く、破く 内田式透明袋ファイルへ
- テーマ設定済みの場合
- 何となく引っかかった場合
- 本
- 線を引く、付箋を付ける、端を折る、書き込む
- 人との会話、インタビュー
- 必要に応じて、OKをもらう(外部で話して良いか)
- 講 演
- 例)サムソンの副会長から聞いた中途入社のはなし
- 見た話
- 企業を訪問して、現場を見たときの話
- 街を歩いていて見聞きしたこと
新聞、雑誌、本のメモ術の所(「細身の優れもの」参照)でも紹介したが、私は線を引いたり、切り抜いたものをあとできちんとファイルしたり、デジタル化することはしない。面倒くさい上に、後で引っ張り出すのが大変だからだ。それより、これはおもしろい、役に立つと思ったら頭の中にマークするのである。街中を歩いていて気になる店があったら、そのとき軽く今度来てみようと思うのと全く同じ感覚である。それっきり忘れてしまうが、次にその当たりに来たときに思い出すこともあれば、あるいはイタリアンを食べたいと思ったときにふと思い出したりするというのと同じである。
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