引き出しの中身
昨日は引き出しの大見出しと中身の一例を紹介したが、今日はさらに詳しく引き出しの中を紹介しよう。
例えば「パラダイムシフト」と「リーダーシップ」の引き出しに入ってるフォルダ名は以下のようなものである。
引き出しの中身例
フォルダの名前(ネタ)
パラダイムシフト
- ピークを過ぎた国日本
- キリンビール
- シャープの液晶テレビ
- NOVA 対 ベルリッツ
- 1日に何回冷蔵庫開けますか
- オークネットのLDinパイオニア
- ガリバーのビジネスモデル
- 恐竜の絶滅は隕石衝突
- 海底のバドワイザー
- 電話交換機の発明者
- エアバッグの発明者
- チェスの名人
- 峠の豚
リーダーシップ
- クラウゼヴィッツ(3つの要件)
- オフト監督の牛
- 阪急百貨店椙岡社長
- トステムの在庫
- NYのスターバックス
- 柔らかなリーダーシップ
- ゴーンの社内コミュニケーション
- 優れたリーダーの分析(HBR)
- 社長の時間の使い方
- チャンピオンとゴッドファーザー
- キャプテンの唇
- 福原さんの北海道
こちらもパワーポイント形式のファイルも用意しておきます。
「hikidashi2.ppt」をダウンロード
たとえば、この中で「一日に何回冷蔵庫を開けますか」というネタは、若い人を調査すると1週間にCVSに20回行くという人が結構いる。これは1日3回もCVSに行くという話である。そうなると自分で冷蔵庫滅多に開けない中高年男性が冷蔵庫から自分でものを取り出す回数よりよほど多い。こうした中高生にとっては、冷蔵庫に品物を貯めておくという感覚がない。それより、欲しいものは欲しいときにCVSで買えばいいと言う発想である。冷蔵庫だと当たり前であるが在庫が限られてしまうし、へたをすると買ったものが無駄になってしまう。それより自分の欲望をジャストインタイムで利用できるCVSの方がよほど便利な冷蔵庫になるという訳です。
誰です、俺は冷蔵庫にいつも冷えたビールが入っていないと我慢できないと言っているのは?私もその派ですが、こうした人間にはなかなか若者向けサービスを考えるのは難しいかもしれませんね。といった風に使います。
もし表の中で、このネタは教えて欲しいというのがあれば、喜んで紹介するのでリクエストください。ただし一つの引き出しにつき2-3個はパブリックスペースでは話せないネタがあるので悪しからず。
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コメント
名無しさん、川合さんへ
了解です。近々「峠の豚」、「キャプテンの唇」、「柔らかなリーダーシップ」を紹介します。
投稿: 内田和成 | 2007年3月21日 (水) 20時28分
「柔らかなリーダーシップ」について教えてください。
一般的にはリーダーシップにつく形容詞は「強い」がつくように思いますが・・・。
宜しくお願いします。
投稿: 川合功一 | 2007年3月21日 (水) 11時41分
20の引き出しのお話興味深く読ませていただいています。常に20個引き出し(テーマ)を意識している(関心がある)からこそ、本を読んだり、人の話を聞いたときにアンテナに引っ掛かり易くなるのでしょうね。早速、私も実践したいと思うのですが、、、少々記憶力に自信がありません。↑の例を拝見いたしますとフォルダ名が「絶妙!」なのですが、これは記憶に残りやすくするための工夫なのでしょうか?
ちなみに「峠の豚」もしくは「キャプテンの唇」をご紹介頂けると幸いです。
投稿: 名無し | 2007年3月21日 (水) 10時52分